我が太陽の君
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★第1話★
聖戦が終わった後、聖域では色々と忙しい日々が訪れていた。
まずはアテナ、ポセイドン、ハーデスの会談が行われた。
聖戦後、一応の勝者であるアテナが地上だけではこの惑星は成り立たぬと、海界・冥界の復興やそれに関わる取り決めなどを話し合った。
特例中の特例として、今回限りの各界の闘士を復活させて復興などに勤しんでもらう。
各界は内政干渉しないこと、ただし危機的状況になった時はできうる限りの支援を行うこと、定期的な使者の往来を行ってそれぞれの世界の状況を報告しあうことなどを決めた。
そして、一応の復興へと歩みだした。
聖域では外部の協力組織からあらゆる支援が届いていた。
グラード財団からは崩壊した神殿や宮の修復資材、ロドリオ村などの周囲の村々からは人員、ジャミールからは聖衣の修復資材など、聖域だけでは調達が難しい物や人が復興作業に協力し合っている。
青銅達は神殿や宮の修復での力仕事を、白銀達は今でも発生する任務をこなし、黄金達は青銅や白銀と同じ役目に加えて教皇の補佐などを中心に励んでいる。
誰もが余暇もなく働いていたのだが、ある日…。
沙織「シオン、話があります。」
シオン「アテナ、何事でしょうか?」
沙織「貴方なら気付いていると思いますが、黄金聖衣の事です。」
シオン「…ご存じでしたか…。」
沙織とシオンが気付いていた事、いや、おそらく黄金全員が気付いている事。
先の聖戦において、黄金達は嘆きの壁を破壊するために散ったのは周知の通り。
エリシオンにおいては、射手座、天秤座、乙女座、獅子座、水瓶座の聖衣はタナトスによって完全に粉砕され、ムウとシオンが2人がかりで寝ずの作業を行い、修復が完了したのは数日前の事。
完了と同時に2人は倒れ、共に本調子ではない。
形は整ったものの、12の聖衣から極端に失われたものがある。
それは、黄道12宮の聖衣に今まで蓄積されていた太陽の力だ。
だが、それは仕方がないのかもしれない。
冥界奥深くの嘆きの壁の前で、蓄積されていた力をほぼ全て開放してしまったのだから。
輝きは失われていないが、聖なる太陽の力は元に戻ってはいないのだ。
沙織は太陽については司るものではないので補填する事もできず、それでも今は不便もなく過ごせているのだが…。
沙織「不測の事態とはいつ起きるかわからぬものです。ですが、天界の太陽神わが兄アポロンに助力を願うと、後々になってこちらの不利になりかねず…。」
シオン「ですな。天界は三界との関係を中立に保ちつつ、極力接触を避けておりますゆえ…。何か等価を差し出せと言われかねません。」
沙織「私もしばらく考えてみます。貴方も何か心当たりができたら教えてくださいね。」
シオン「御意にございます。」
2人が解決方法を探し始めてすぐ、沙織にはある者からの接触があった。
それは、夢という中で…。
聖戦が終わった後、聖域では色々と忙しい日々が訪れていた。
まずはアテナ、ポセイドン、ハーデスの会談が行われた。
聖戦後、一応の勝者であるアテナが地上だけではこの惑星は成り立たぬと、海界・冥界の復興やそれに関わる取り決めなどを話し合った。
特例中の特例として、今回限りの各界の闘士を復活させて復興などに勤しんでもらう。
各界は内政干渉しないこと、ただし危機的状況になった時はできうる限りの支援を行うこと、定期的な使者の往来を行ってそれぞれの世界の状況を報告しあうことなどを決めた。
そして、一応の復興へと歩みだした。
聖域では外部の協力組織からあらゆる支援が届いていた。
グラード財団からは崩壊した神殿や宮の修復資材、ロドリオ村などの周囲の村々からは人員、ジャミールからは聖衣の修復資材など、聖域だけでは調達が難しい物や人が復興作業に協力し合っている。
青銅達は神殿や宮の修復での力仕事を、白銀達は今でも発生する任務をこなし、黄金達は青銅や白銀と同じ役目に加えて教皇の補佐などを中心に励んでいる。
誰もが余暇もなく働いていたのだが、ある日…。
沙織「シオン、話があります。」
シオン「アテナ、何事でしょうか?」
沙織「貴方なら気付いていると思いますが、黄金聖衣の事です。」
シオン「…ご存じでしたか…。」
沙織とシオンが気付いていた事、いや、おそらく黄金全員が気付いている事。
先の聖戦において、黄金達は嘆きの壁を破壊するために散ったのは周知の通り。
エリシオンにおいては、射手座、天秤座、乙女座、獅子座、水瓶座の聖衣はタナトスによって完全に粉砕され、ムウとシオンが2人がかりで寝ずの作業を行い、修復が完了したのは数日前の事。
完了と同時に2人は倒れ、共に本調子ではない。
形は整ったものの、12の聖衣から極端に失われたものがある。
それは、黄道12宮の聖衣に今まで蓄積されていた太陽の力だ。
だが、それは仕方がないのかもしれない。
冥界奥深くの嘆きの壁の前で、蓄積されていた力をほぼ全て開放してしまったのだから。
輝きは失われていないが、聖なる太陽の力は元に戻ってはいないのだ。
沙織は太陽については司るものではないので補填する事もできず、それでも今は不便もなく過ごせているのだが…。
沙織「不測の事態とはいつ起きるかわからぬものです。ですが、天界の太陽神わが兄アポロンに助力を願うと、後々になってこちらの不利になりかねず…。」
シオン「ですな。天界は三界との関係を中立に保ちつつ、極力接触を避けておりますゆえ…。何か等価を差し出せと言われかねません。」
沙織「私もしばらく考えてみます。貴方も何か心当たりができたら教えてくださいね。」
シオン「御意にございます。」
2人が解決方法を探し始めてすぐ、沙織にはある者からの接触があった。
それは、夢という中で…。
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