永遠の翼≪第二部≫
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その夜、珍しく聖域に雨が降った。
皆が寝静まったであろう夜半、一般兵がフード付きのマントを羽織り、ランプで視界の先を照らしながら見回りに出ていた。
その一般兵が担当している区域は、居住区から少し離れている森林地帯。
聖域の見回りは範囲が広い上に、何処に何があるかわからなかったりする。
今でも、思いもしなかった場所から何かしらの封印や神殿跡が見つかる事もある。
更に、現在把握している封印などの見回りも兼ねている。
聖域内とはいえ、無害な封印しかないという訳でもない。
危険な封印もいくつか確認されており、封印に不備が見つかった場合は即刻アテナの再封印を施さなければならない。
それができなければ、被害が出る事が確実なのだから。
「ん…?」
一般兵は何か蠢くものを見つけ、手にしていたランプをそちらへ向ける。
そして、ジリジリと距離を詰めていく。
「何だ、ただの草むら…獣でもいたのだろうか。」
踵を返して戻ろうとした瞬間、彼の周囲に異常な殺気が立ち込めた。
それは獣ではありえないほどの鋭い殺気。
流石に気付いた一般兵は、腰に下げていた剣を手にする。
「な、何者だ!!!」
声を荒げると、闇の中から何かが近づいてきた。
ゆっくりゆっくりと近づいてくる音がする。
そして、ランプに照らされた「それ」を見た瞬間、一般兵の顔は恐怖にひきつった。
「バ、馬鹿な! くっ…!」
一般兵は懐に手を入れ、呼子(よびこ=自分の場所を知らせたり、異常事態発生を広く知らせる笛。)を手にしようとした。
しかし、数瞬遅かった。
「ひっ…、!」
しばらくすると、一般兵の肉体が地に倒れて蠢くものはその場を去ってしまう。
それが、これから起こる奇怪な事件の発端となる。
この事件が後に、聖域史へ刻まれる悲劇の幕開けでもあった。
~続く~
皆が寝静まったであろう夜半、一般兵がフード付きのマントを羽織り、ランプで視界の先を照らしながら見回りに出ていた。
その一般兵が担当している区域は、居住区から少し離れている森林地帯。
聖域の見回りは範囲が広い上に、何処に何があるかわからなかったりする。
今でも、思いもしなかった場所から何かしらの封印や神殿跡が見つかる事もある。
更に、現在把握している封印などの見回りも兼ねている。
聖域内とはいえ、無害な封印しかないという訳でもない。
危険な封印もいくつか確認されており、封印に不備が見つかった場合は即刻アテナの再封印を施さなければならない。
それができなければ、被害が出る事が確実なのだから。
「ん…?」
一般兵は何か蠢くものを見つけ、手にしていたランプをそちらへ向ける。
そして、ジリジリと距離を詰めていく。
「何だ、ただの草むら…獣でもいたのだろうか。」
踵を返して戻ろうとした瞬間、彼の周囲に異常な殺気が立ち込めた。
それは獣ではありえないほどの鋭い殺気。
流石に気付いた一般兵は、腰に下げていた剣を手にする。
「な、何者だ!!!」
声を荒げると、闇の中から何かが近づいてきた。
ゆっくりゆっくりと近づいてくる音がする。
そして、ランプに照らされた「それ」を見た瞬間、一般兵の顔は恐怖にひきつった。
「バ、馬鹿な! くっ…!」
一般兵は懐に手を入れ、呼子(よびこ=自分の場所を知らせたり、異常事態発生を広く知らせる笛。)を手にしようとした。
しかし、数瞬遅かった。
「ひっ…、!」
しばらくすると、一般兵の肉体が地に倒れて蠢くものはその場を去ってしまう。
それが、これから起こる奇怪な事件の発端となる。
この事件が後に、聖域史へ刻まれる悲劇の幕開けでもあった。
~続く~