永遠の翼≪第二部≫
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(やはり、我が手足どもを軽々とあしらうか…。)
アクエスはその表情の下で事の次第を的確に把握していた。
はるか古の時代、こうやってアテナと戦った。
その結果、オケアニスとしての肉体を失い、魂と小宇宙はこの湖深く封印されて。
それでも永遠に近い時間の中、彼女の意識はずっとこの湖を漂っていた。
父母であるオケアノス、テテュスも、他の兄弟姉妹もそんなアクエスを救うに救えなかった。
ゼウスへ、ゼウスを守らんとするアテナへ、全ての不の感情がアクエスの小宇宙をどす黒く固め、結果的に小宇宙を高める要因となった。
そして今の時代、封印が弱まってからの行動は実に素早かった。
肉体がない今、小宇宙で水の中に自分の魂を定着させた。
そして、水の姿で気取られる事無く、聖域を守る一般兵たちを襲ってその小宇宙を吸い取った。
その小宇宙はアクエスの中で自分の小宇宙へ変換され、少しずつ力を取り戻したのだ。
力が戻りつつある中、弱き子供である次代の牡羊座・貴鬼に目をつけた。
彼の飲料水に微弱ながら己の小宇宙を注ぎ、12宮が眠りに着いた深夜に小宇宙で彼の肉体を操って表に誘い出し、その小宇宙を吸い取った。
その小宇宙は子供ながらに上質のもので、思ったよりも収穫が大きかった。
その時点で小宇宙を持たぬ者の夢に干渉できるようになり、そこからアクエスの復讐が本格的に始まり、現在に至る。
(湖を凍らせ、その上から結界を張ろうとする策は確かに手足どもを封じ込める良い策。破邪の力を宿す射手座の矢の策も悪くはない。実際、先の戦いではあれが肉体への致命傷になったのだから。)
しかし、まだ何手か策がある。
アクエスはあえて、何も気付いていないふりをして目の前の黄金達に攻撃を仕掛け続けるのであった。
~続く~
アクエスはその表情の下で事の次第を的確に把握していた。
はるか古の時代、こうやってアテナと戦った。
その結果、オケアニスとしての肉体を失い、魂と小宇宙はこの湖深く封印されて。
それでも永遠に近い時間の中、彼女の意識はずっとこの湖を漂っていた。
父母であるオケアノス、テテュスも、他の兄弟姉妹もそんなアクエスを救うに救えなかった。
ゼウスへ、ゼウスを守らんとするアテナへ、全ての不の感情がアクエスの小宇宙をどす黒く固め、結果的に小宇宙を高める要因となった。
そして今の時代、封印が弱まってからの行動は実に素早かった。
肉体がない今、小宇宙で水の中に自分の魂を定着させた。
そして、水の姿で気取られる事無く、聖域を守る一般兵たちを襲ってその小宇宙を吸い取った。
その小宇宙はアクエスの中で自分の小宇宙へ変換され、少しずつ力を取り戻したのだ。
力が戻りつつある中、弱き子供である次代の牡羊座・貴鬼に目をつけた。
彼の飲料水に微弱ながら己の小宇宙を注ぎ、12宮が眠りに着いた深夜に小宇宙で彼の肉体を操って表に誘い出し、その小宇宙を吸い取った。
その小宇宙は子供ながらに上質のもので、思ったよりも収穫が大きかった。
その時点で小宇宙を持たぬ者の夢に干渉できるようになり、そこからアクエスの復讐が本格的に始まり、現在に至る。
(湖を凍らせ、その上から結界を張ろうとする策は確かに手足どもを封じ込める良い策。破邪の力を宿す射手座の矢の策も悪くはない。実際、先の戦いではあれが肉体への致命傷になったのだから。)
しかし、まだ何手か策がある。
アクエスはあえて、何も気付いていないふりをして目の前の黄金達に攻撃を仕掛け続けるのであった。
~続く~
