永遠の翼≪第一部≫
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セスナの中、葵はずっと俯いていた。
やがて聖域の領空を抜け、見かねた魔鈴が声をかける。
魔鈴「葵、聖域はもう見えなくなったよ?」
「…そっか。」
顔を上げた葵は、苦笑している。
シャ「よかったのかい? もしかしたら、もう聖域の皆とは会えないかもしれないんだよ?」
「よかったんだよ。…これ以上、サガが悲しんだり、苦しんだり、悩んでいるのを感じたくなかったから…。」
魔鈴「…アンタは馬鹿が付くくらい優しすぎるよ。もっと、真正面からサガにぶつかっていけばよかったじゃないか。」
「そうかもね…。でも、サガは聖域で大事な役目をたくさん抱えてるんだよ? 私がそこに加わる訳にはいかないよ。それに、私は遅かれ早かれ、この世界からいなくなるんだもん…。」
沙織「…葵さん、この数日部屋から出てこなかったのは、サガの事を断ち切る為なのですか?」
「うん。少しでも接点を無くして、サガの事を忘れようとしたの。」
シャ「で、忘れられたかい?」
葵は頭を横に振る。
「わかってるのに…。本気で好きになった人の事、簡単に忘れる事なんてできないって…。でも、これ以上に良い方法なんて…わからなくてっ…!」
ポロポロ流れる涙は、葵の手の上に落ちて弾かれる。
沙織、魔鈴、シャイナはそれを見ている事しかできなかった。
やがて聖域の領空を抜け、見かねた魔鈴が声をかける。
魔鈴「葵、聖域はもう見えなくなったよ?」
「…そっか。」
顔を上げた葵は、苦笑している。
シャ「よかったのかい? もしかしたら、もう聖域の皆とは会えないかもしれないんだよ?」
「よかったんだよ。…これ以上、サガが悲しんだり、苦しんだり、悩んでいるのを感じたくなかったから…。」
魔鈴「…アンタは馬鹿が付くくらい優しすぎるよ。もっと、真正面からサガにぶつかっていけばよかったじゃないか。」
「そうかもね…。でも、サガは聖域で大事な役目をたくさん抱えてるんだよ? 私がそこに加わる訳にはいかないよ。それに、私は遅かれ早かれ、この世界からいなくなるんだもん…。」
沙織「…葵さん、この数日部屋から出てこなかったのは、サガの事を断ち切る為なのですか?」
「うん。少しでも接点を無くして、サガの事を忘れようとしたの。」
シャ「で、忘れられたかい?」
葵は頭を横に振る。
「わかってるのに…。本気で好きになった人の事、簡単に忘れる事なんてできないって…。でも、これ以上に良い方法なんて…わからなくてっ…!」
ポロポロ流れる涙は、葵の手の上に落ちて弾かれる。
沙織、魔鈴、シャイナはそれを見ている事しかできなかった。
