糸
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「もし、その布がお役目を終えるほどになったら次の布を作ります。どんな時もアルバフィカ様がご無事で聖域に帰ってくださるように。」
アルバ「うん…。ならば、君の気持ちを今この布に…布の糸一本一本に籠めておくれ。」
「え? あ…///」
アルバフィカは布を目いっぱいに広げ、そのままカヤを抱きしめるように包み込んだ。
布越しではあるものの、誰かを抱擁する事なんてなかったあの孤高の聖闘士が。
アルバ「初めて君と出会ったあの時、ここまで君を気にかける事になると思わなかった。シオンの妹、ただそれだけの存在だと思っていた。だけど、君が奏でてくれる機織りの平和の音、皆に響くその音は…安らぎを与えてくれた。もちろん、私にも…。」
「アルバフィカ様…///」
アルバフィカは一呼吸おいて、ゆっくりとカヤを解放する。
アルバ「君の想いは無駄にはしない。ありがとう、カヤ。私はこれで…。」
名残惜しそうにしてアルバフィカは白羊宮を出た。
双魚宮に戻る途中、何度も眼下の白羊宮を見つめる。
アルバ(この身に流れる誇り高き魚座の血を捨てる気も、否定する気もない。だが、今になって思う。…愛しい存在を直に抱きしめられない…これ以上に悲しい事はない。)
アルバフィカは自覚した、自分がカヤに惹かれていると。
一方のカヤもアルバフィカが帰って行ってからしばらく立ち尽くしていた。
(アルバフィカ様に抱きしめられた時、心臓が止まると思ったわ…/// とても嬉しかった、夢を見ていると思ってしまうほどに幸福感で溢れて…。私、アルバフィカ様を…。)
カヤも自覚した、自分がアルバフィカに惹かれていると。
そして、自分は渡した布に僅かな想いを織り込んだ事も思い出す。
それがいつ彼の気づくところになるのか、気が気ではなかった。
アルバ「うん…。ならば、君の気持ちを今この布に…布の糸一本一本に籠めておくれ。」
「え? あ…///」
アルバフィカは布を目いっぱいに広げ、そのままカヤを抱きしめるように包み込んだ。
布越しではあるものの、誰かを抱擁する事なんてなかったあの孤高の聖闘士が。
アルバ「初めて君と出会ったあの時、ここまで君を気にかける事になると思わなかった。シオンの妹、ただそれだけの存在だと思っていた。だけど、君が奏でてくれる機織りの平和の音、皆に響くその音は…安らぎを与えてくれた。もちろん、私にも…。」
「アルバフィカ様…///」
アルバフィカは一呼吸おいて、ゆっくりとカヤを解放する。
アルバ「君の想いは無駄にはしない。ありがとう、カヤ。私はこれで…。」
名残惜しそうにしてアルバフィカは白羊宮を出た。
双魚宮に戻る途中、何度も眼下の白羊宮を見つめる。
アルバ(この身に流れる誇り高き魚座の血を捨てる気も、否定する気もない。だが、今になって思う。…愛しい存在を直に抱きしめられない…これ以上に悲しい事はない。)
アルバフィカは自覚した、自分がカヤに惹かれていると。
一方のカヤもアルバフィカが帰って行ってからしばらく立ち尽くしていた。
(アルバフィカ様に抱きしめられた時、心臓が止まると思ったわ…/// とても嬉しかった、夢を見ていると思ってしまうほどに幸福感で溢れて…。私、アルバフィカ様を…。)
カヤも自覚した、自分がアルバフィカに惹かれていると。
そして、自分は渡した布に僅かな想いを織り込んだ事も思い出す。
それがいつ彼の気づくところになるのか、気が気ではなかった。
