糸
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そして、春祭り当日。
その日は朝から穏やかな風が吹く暖かな日。
前日から白羊宮の近くにある宿舎で潔斎するためにアテナと黄金聖闘士が泊っていて、いよいよ教皇宮へ行く準備を整えつつある。
サーシャ「私、考えてみたらカヤさんとお会いするのは初めてですね。」
シオン「そういえば…。話には何度か上っておりますが、対面はまだですね。カヤが自らの足で教皇宮へ行くのは無理ですから…。」
サーシャもカヤに早く会いたいと願っていたものの、サーシャが下へ降りてくるのも難しく、ようやく対面が叶うのだ。
刻限になり、それを報せる鐘が鳴る。
カーン、カーーン…。
そして、アテナの先導で『花渡りの儀』が開始された。
ほどなくして白羊宮が見えてきた。
宮中に花が美しく飾られ、入り口にも夥しい花が飾られていた。
そして…。
サーシャ「あれが、カヤさんですね…。」
白い女官服を着て、自らも花で飾った姿、膝を折り、頭を下げた姿で待機している。
サーシャ達が近づいてきたのでカヤも立ち、顔を上げた。
すると、黄金達からも感嘆のため息が聞こえてくる。
サーシャ「まぁ…、なんて美しい…。」
黄金達もホォと声に出してしまう。
来たばかりの頃はどちらかといえば青白かった顔色も今では血色も良い。
暗い表情を浮かべていた事も多かったが、今は何とも慈悲深そうな微笑みを浮かべ、長い髪もキレイに編まれてまとまっている。
「皆様、ようこそおいでくださいました。白羊宮が花娘カヤでございます。」
その声に、皆はハッとして見入っている精神が元に戻った。
サーシャ「カヤさん、ようやくお会いできましたね。」
「…アテナ様。はい、お目通りがかなって嬉しいです。」
サーシャ「でも、不思議と初対面な気がしませんね。黄金達の会話の中で私達は何度も会っていますから。」
「恐れ多いお言葉です。」
サーシャ「うふふ、黄金達をご覧になって? カヤさんの美しさに驚いていますよ?」
「え…/// あの、そろそろお役目を…;」
サーシャ「えぇ、そうでしたね。さぁ、花渡りの儀を始めてくださいな。」
その日は朝から穏やかな風が吹く暖かな日。
前日から白羊宮の近くにある宿舎で潔斎するためにアテナと黄金聖闘士が泊っていて、いよいよ教皇宮へ行く準備を整えつつある。
サーシャ「私、考えてみたらカヤさんとお会いするのは初めてですね。」
シオン「そういえば…。話には何度か上っておりますが、対面はまだですね。カヤが自らの足で教皇宮へ行くのは無理ですから…。」
サーシャもカヤに早く会いたいと願っていたものの、サーシャが下へ降りてくるのも難しく、ようやく対面が叶うのだ。
刻限になり、それを報せる鐘が鳴る。
カーン、カーーン…。
そして、アテナの先導で『花渡りの儀』が開始された。
ほどなくして白羊宮が見えてきた。
宮中に花が美しく飾られ、入り口にも夥しい花が飾られていた。
そして…。
サーシャ「あれが、カヤさんですね…。」
白い女官服を着て、自らも花で飾った姿、膝を折り、頭を下げた姿で待機している。
サーシャ達が近づいてきたのでカヤも立ち、顔を上げた。
すると、黄金達からも感嘆のため息が聞こえてくる。
サーシャ「まぁ…、なんて美しい…。」
黄金達もホォと声に出してしまう。
来たばかりの頃はどちらかといえば青白かった顔色も今では血色も良い。
暗い表情を浮かべていた事も多かったが、今は何とも慈悲深そうな微笑みを浮かべ、長い髪もキレイに編まれてまとまっている。
「皆様、ようこそおいでくださいました。白羊宮が花娘カヤでございます。」
その声に、皆はハッとして見入っている精神が元に戻った。
サーシャ「カヤさん、ようやくお会いできましたね。」
「…アテナ様。はい、お目通りがかなって嬉しいです。」
サーシャ「でも、不思議と初対面な気がしませんね。黄金達の会話の中で私達は何度も会っていますから。」
「恐れ多いお言葉です。」
サーシャ「うふふ、黄金達をご覧になって? カヤさんの美しさに驚いていますよ?」
「え…/// あの、そろそろお役目を…;」
サーシャ「えぇ、そうでしたね。さぁ、花渡りの儀を始めてくださいな。」
