糸
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★第6話★
カヤには祭りというものが珍しかった。
ジャミールでは特にそういう催しは婚礼や葬礼の時くらいで、ワクワクしてしまう。
そんなカヤにもう1つワクワクさせる通達が下りてきた。
「白羊宮の花娘(はなむすめ)をしてほしい…?」
花娘とは、春祭りに欠かせない存在である。
アテナと黄金聖闘士が行う祭祀の1つで、アテナを筆頭として白羊宮から教皇宮まで上がって春を告げる『花渡りの儀』でアテナ達に花を献上する役割を持つ。
白羊宮から双魚宮まで花娘はいるので、教皇宮へ着く頃にはアテナ達は花をたくさん抱えている状態になるという。
花は悪しきものを祓うと言われ、それを捧げてくれる花娘もまた汚れない娘が選ばれる。
いつもなら各宮に使える女官や従者の血縁から選ばれるそうだが、白羊宮ではカヤに勝る花娘はいないだろうと内定したのだ。
「私にできるでしょうか…?」
内定の旨を書いてある書状を見て、シオンと書状を持ってきてくれたデジェルへ不安そうに聞いた。
デジェル「難しく考える事はあるまい。作法もさほど難しくはないし、時間もまだあるから練習してみるといい。」
シオン「私もカヤに是非花娘をしてほしい。」
兄の願いは断れない、カヤはとりあえず引き受ける事にした。
もし体調を崩していたらという時のために、代理を用意する事を条件にして。
シオン「どうだ、手順を読んだ感想は?」
「文章を読む限りでは、できそうな気もしますが…。」
デジェルが去ってから書状に添えられていた作法を読んでいたカヤに、シオンはお茶を持ってきてすすめる。
「とりあえず、女官の皆さんや従者の皆さんに協力いただいて練習をしてみます。」
シオン「うん、頑張って練習してみなさい。」
それから白羊宮ではカヤが花娘として役目を全うできるように練習が行われる風景が見られた。
アテナ達に花を捧げる所作、当日までにしておくべき準備品の手配、忙しいがそれはとても穏やかに過ぎていく時間だった。
そして、それだけではなく…。
カヤには祭りというものが珍しかった。
ジャミールでは特にそういう催しは婚礼や葬礼の時くらいで、ワクワクしてしまう。
そんなカヤにもう1つワクワクさせる通達が下りてきた。
「白羊宮の花娘(はなむすめ)をしてほしい…?」
花娘とは、春祭りに欠かせない存在である。
アテナと黄金聖闘士が行う祭祀の1つで、アテナを筆頭として白羊宮から教皇宮まで上がって春を告げる『花渡りの儀』でアテナ達に花を献上する役割を持つ。
白羊宮から双魚宮まで花娘はいるので、教皇宮へ着く頃にはアテナ達は花をたくさん抱えている状態になるという。
花は悪しきものを祓うと言われ、それを捧げてくれる花娘もまた汚れない娘が選ばれる。
いつもなら各宮に使える女官や従者の血縁から選ばれるそうだが、白羊宮ではカヤに勝る花娘はいないだろうと内定したのだ。
「私にできるでしょうか…?」
内定の旨を書いてある書状を見て、シオンと書状を持ってきてくれたデジェルへ不安そうに聞いた。
デジェル「難しく考える事はあるまい。作法もさほど難しくはないし、時間もまだあるから練習してみるといい。」
シオン「私もカヤに是非花娘をしてほしい。」
兄の願いは断れない、カヤはとりあえず引き受ける事にした。
もし体調を崩していたらという時のために、代理を用意する事を条件にして。
シオン「どうだ、手順を読んだ感想は?」
「文章を読む限りでは、できそうな気もしますが…。」
デジェルが去ってから書状に添えられていた作法を読んでいたカヤに、シオンはお茶を持ってきてすすめる。
「とりあえず、女官の皆さんや従者の皆さんに協力いただいて練習をしてみます。」
シオン「うん、頑張って練習してみなさい。」
それから白羊宮ではカヤが花娘として役目を全うできるように練習が行われる風景が見られた。
アテナ達に花を捧げる所作、当日までにしておくべき準備品の手配、忙しいがそれはとても穏やかに過ぎていく時間だった。
そして、それだけではなく…。
