糸
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機織りに花畑の手入れ、カヤの日課はこの2つになった。
体調との相談でもあるが、今までになく体調は良くてこれらに取り組んでいる。
表情もとても明るくなり、まとう小宇宙も温かみを増している。
そして、心待ちにしていた時が来たのだが…。
「でき、た…。」
織りあげて、裁断し、整え終わった布を前にカヤは少し力が抜けてしまった。
シオン「カヤ、よく頑張ったな。とても良い布ではないか、アルバフィカもきっと喜ぶ。」
「そうだといいな…。アルバフィカ様に少しでも敬意とお礼が伝われば…。」
布を愛おしそうに撫でたカヤだが…。
「どうやってお渡ししよう…。私ではとても自分の足で12宮を上がるなんて無理だし…。何とか直接お渡ししたいけれど…。」
シオン「当分はアルバフィカも任務はなかろうな。焦ることはないよ、カヤ。時はきっと巡ってくるから。」
「そうですね、兄上。せめて綺麗に包んでおきます。」
シオン「そうだ、花畑の花が咲いたら一緒に添えたらどうだ? お前も花を贈ってもらったのだから。」
シオンの提案にカヤも笑顔で賛成してくれる。
「では、それまでに頑張って花のお世話をしなくちゃ。」
妹の健気で思いやりあふれた行動が最近は多くなっている。
シオン(このまま体調も良くなっていったら、星の導く相手と出会うのも遠くはない。少し、妬けてしまうな…。)
もし、カヤが妹でなかったらきっと想いを寄せていただろうな、とシオンは彼らしからぬ事を思いながらカヤとの休日を過ごす。
布の完成から数日、シオンは執務や修復作業に、カヤは花畑の手入れや次の機織りの試案にとりかかった。
白羊宮を通り過ぎる12宮の住人達も優しくカヤに接してくれて、時には任務先での土産物を分けてくれたり…。
だが、肝心のアルバフィカとの出会いはない。
それでもカヤは焦らずに静かに時を待っていた。
その姿勢にアテナも感心したのだろうか、ちょっとした機会がやってくるのはさらに数日後だった。
体調との相談でもあるが、今までになく体調は良くてこれらに取り組んでいる。
表情もとても明るくなり、まとう小宇宙も温かみを増している。
そして、心待ちにしていた時が来たのだが…。
「でき、た…。」
織りあげて、裁断し、整え終わった布を前にカヤは少し力が抜けてしまった。
シオン「カヤ、よく頑張ったな。とても良い布ではないか、アルバフィカもきっと喜ぶ。」
「そうだといいな…。アルバフィカ様に少しでも敬意とお礼が伝われば…。」
布を愛おしそうに撫でたカヤだが…。
「どうやってお渡ししよう…。私ではとても自分の足で12宮を上がるなんて無理だし…。何とか直接お渡ししたいけれど…。」
シオン「当分はアルバフィカも任務はなかろうな。焦ることはないよ、カヤ。時はきっと巡ってくるから。」
「そうですね、兄上。せめて綺麗に包んでおきます。」
シオン「そうだ、花畑の花が咲いたら一緒に添えたらどうだ? お前も花を贈ってもらったのだから。」
シオンの提案にカヤも笑顔で賛成してくれる。
「では、それまでに頑張って花のお世話をしなくちゃ。」
妹の健気で思いやりあふれた行動が最近は多くなっている。
シオン(このまま体調も良くなっていったら、星の導く相手と出会うのも遠くはない。少し、妬けてしまうな…。)
もし、カヤが妹でなかったらきっと想いを寄せていただろうな、とシオンは彼らしからぬ事を思いながらカヤとの休日を過ごす。
布の完成から数日、シオンは執務や修復作業に、カヤは花畑の手入れや次の機織りの試案にとりかかった。
白羊宮を通り過ぎる12宮の住人達も優しくカヤに接してくれて、時には任務先での土産物を分けてくれたり…。
だが、肝心のアルバフィカとの出会いはない。
それでもカヤは焦らずに静かに時を待っていた。
その姿勢にアテナも感心したのだろうか、ちょっとした機会がやってくるのはさらに数日後だった。
