糸
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不吉なものが何か分からぬまま数日が過ぎていき、カヤもシオンから安心せよと言われていつものように機織りの作業をしていた。
兄の友人、世界を守る至高の黄金の1人、尊敬の気持ちと感謝の気持ちを込めて丁寧に。
(この布がアルバフィカ様を少しでも良くないモノから守ってくれますように…。)
そんな中、カヤの機織りの腕前が12宮の女官の間で噂になり、時々見学にくる女官も出てきた。
カヤは教えるのが下手なのでどうしたものかと言っていたのだが、聞かれた事には丁寧に答えていて、評判も上々である。
12宮の中で機織りが少しずつ流行になっていき、サーシャも嬉しそうだ。
サーシャ「嬉しい事ですね、こういう流行は。」
セージ「アテナ様も技術の神ですからね、好意的になるのも無理もありません。」
サーシャ「ですよね。カヤさんの機織り技術も伝わっていけば、たくさんの布がはためく風景があちらこちらで見られるでしょうね。」
シジ「守っていきたい日常、ですね。」
サーシャ「えぇ、本当に。だからこそ、先の星見での不吉な影を何としても退けなくては。」
あれからというもの、不吉な星は輝き続けているがなかなか本質が見えてこない。
まずは備えを万全にする事が肝要、聖域中の封印の再捜査、結界の再調査、文献の調査、様々な対策を始めている。
12宮最後の宮、双魚宮のアルバフィカも教皇宮への道の守りを強化すべく、魔宮薔薇の手入れやいざという時のために配置をしている。
ここを抜かれるなんてあり得ない話だが、敵の正体がわからない以上は最善の策を講じなくてはならない。
アルバ(もし、敵が攻め込んできた場合…最初の戦場になるのはシオンが守る白羊宮。シオンなら事前に安全策を講じるだろうが、何の前触れもなく攻め込んできた場合にカヤは…。)
シオンの実力は疑う余地もないし、妹を見捨てるような男ではない。
だが、敵が手段を選ばないとしたら…。
アルバ(彼女を今のうちにもっと上の安全な宮に移動させるべきではないのか…。シオンにも進言すべきだろうか…。)
何か不安に駆られてしまうアルバフィカは、今ならシオンは教皇宮にいるはずだと思い出して足を向ける。
根拠なき不安だが、アルバフィカはカヤの安全確保を優先しなくては大変な事になると思ったのだ。
兄の友人、世界を守る至高の黄金の1人、尊敬の気持ちと感謝の気持ちを込めて丁寧に。
(この布がアルバフィカ様を少しでも良くないモノから守ってくれますように…。)
そんな中、カヤの機織りの腕前が12宮の女官の間で噂になり、時々見学にくる女官も出てきた。
カヤは教えるのが下手なのでどうしたものかと言っていたのだが、聞かれた事には丁寧に答えていて、評判も上々である。
12宮の中で機織りが少しずつ流行になっていき、サーシャも嬉しそうだ。
サーシャ「嬉しい事ですね、こういう流行は。」
セージ「アテナ様も技術の神ですからね、好意的になるのも無理もありません。」
サーシャ「ですよね。カヤさんの機織り技術も伝わっていけば、たくさんの布がはためく風景があちらこちらで見られるでしょうね。」
シジ「守っていきたい日常、ですね。」
サーシャ「えぇ、本当に。だからこそ、先の星見での不吉な影を何としても退けなくては。」
あれからというもの、不吉な星は輝き続けているがなかなか本質が見えてこない。
まずは備えを万全にする事が肝要、聖域中の封印の再捜査、結界の再調査、文献の調査、様々な対策を始めている。
12宮最後の宮、双魚宮のアルバフィカも教皇宮への道の守りを強化すべく、魔宮薔薇の手入れやいざという時のために配置をしている。
ここを抜かれるなんてあり得ない話だが、敵の正体がわからない以上は最善の策を講じなくてはならない。
アルバ(もし、敵が攻め込んできた場合…最初の戦場になるのはシオンが守る白羊宮。シオンなら事前に安全策を講じるだろうが、何の前触れもなく攻め込んできた場合にカヤは…。)
シオンの実力は疑う余地もないし、妹を見捨てるような男ではない。
だが、敵が手段を選ばないとしたら…。
アルバ(彼女を今のうちにもっと上の安全な宮に移動させるべきではないのか…。シオンにも進言すべきだろうか…。)
何か不安に駆られてしまうアルバフィカは、今ならシオンは教皇宮にいるはずだと思い出して足を向ける。
根拠なき不安だが、アルバフィカはカヤの安全確保を優先しなくては大変な事になると思ったのだ。
