糸
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白羊宮から出たアルバフィカは今一度振り返る。
中からは修復の音が響き、そのそばには彼女の温かな小宇宙。
アルバ(白羊宮は有事には真っ先に戦場になる場所…。だが、平和な時には12宮に帰ってきた者にとって、真っ先に安らぎを与えてくれる場所になったな…。)
そんな事を考えながら12宮を登っていくと、ある宮の前で仲間に出くわす。
マニ「よぉ、アルバフィカ。帰ってきたかよ。」
アルバ「あぁ、マニゴルド。」
マニ「…お前、何か良い事でもあったのかよ?」
アルバ「?」
マニ「いつになく、微笑んでたからよ。」
アルバ「私が微笑んでいた…?」
マニ「自覚なしかよ。ま、いいけどさ。」
マニゴルドが視線を上げると、見えるのは白羊宮。
それでマニゴルドも察したようである。
マニ(なるほどねぇ、カヤに癒されたってか…。この毒の王ともいえるアルバフィカを癒すたぁ、なかなかのお嬢ちゃんだな…。次期教皇候補のシオンの血筋だからかな…?)
カヤから感じられる小宇宙は母性や慈愛があり、安らげるのも無理はない。
そして、教皇とは聖闘士を導く父のような存在。
アルバ「マニゴルド?」
マニ「あ? あぁ、何でもねぇ。俺ぁお師匠の使いで白羊宮に行ってくらぁ。カヤに届けなきゃいけない物があってね。」
マニゴルドは何やら包まれた物を取り出す。
聞けばジャミールから届いた織物に使う糸らしい。
もうすぐシオンのために織っている布が仕上がるらしいので、新しい糸が届いたのだ。
教皇セージはジャミールの出身、彼の所に故郷から届け物があるのは当然であろう。
マニゴルドはセージの弟子、セージの使いを任されるのもまた当然。
マニ「なぁ、最近の白羊宮は居心地が良すぎねぇ?」
アルバ「…否定はしない。私は一番離れている宮だから頻繁には行けないが。」
マニ「カヤが来てからだよなぁ、白羊宮の空気が変わったのってさ。あの娘は、自分が何も成せない取るに足らない存在だって自分を評価してるけどよ、そりゃ大きな間違いだってうちのお師匠も言ってらぁ。」
アルバ「彼女は今まで弱い自分しか知らなかった。聖域に来て、本来の穏やかな本質がにじみ出てきたんだ。小宇宙になって…。」
そう言い残し、アルバフィカはまた12宮を登っていく。
マニゴルドはポカンとしていた。
マニ「戦いでもないのに、アルバフィカが…笑いやがった。」
~続く~
中からは修復の音が響き、そのそばには彼女の温かな小宇宙。
アルバ(白羊宮は有事には真っ先に戦場になる場所…。だが、平和な時には12宮に帰ってきた者にとって、真っ先に安らぎを与えてくれる場所になったな…。)
そんな事を考えながら12宮を登っていくと、ある宮の前で仲間に出くわす。
マニ「よぉ、アルバフィカ。帰ってきたかよ。」
アルバ「あぁ、マニゴルド。」
マニ「…お前、何か良い事でもあったのかよ?」
アルバ「?」
マニ「いつになく、微笑んでたからよ。」
アルバ「私が微笑んでいた…?」
マニ「自覚なしかよ。ま、いいけどさ。」
マニゴルドが視線を上げると、見えるのは白羊宮。
それでマニゴルドも察したようである。
マニ(なるほどねぇ、カヤに癒されたってか…。この毒の王ともいえるアルバフィカを癒すたぁ、なかなかのお嬢ちゃんだな…。次期教皇候補のシオンの血筋だからかな…?)
カヤから感じられる小宇宙は母性や慈愛があり、安らげるのも無理はない。
そして、教皇とは聖闘士を導く父のような存在。
アルバ「マニゴルド?」
マニ「あ? あぁ、何でもねぇ。俺ぁお師匠の使いで白羊宮に行ってくらぁ。カヤに届けなきゃいけない物があってね。」
マニゴルドは何やら包まれた物を取り出す。
聞けばジャミールから届いた織物に使う糸らしい。
もうすぐシオンのために織っている布が仕上がるらしいので、新しい糸が届いたのだ。
教皇セージはジャミールの出身、彼の所に故郷から届け物があるのは当然であろう。
マニゴルドはセージの弟子、セージの使いを任されるのもまた当然。
マニ「なぁ、最近の白羊宮は居心地が良すぎねぇ?」
アルバ「…否定はしない。私は一番離れている宮だから頻繁には行けないが。」
マニ「カヤが来てからだよなぁ、白羊宮の空気が変わったのってさ。あの娘は、自分が何も成せない取るに足らない存在だって自分を評価してるけどよ、そりゃ大きな間違いだってうちのお師匠も言ってらぁ。」
アルバ「彼女は今まで弱い自分しか知らなかった。聖域に来て、本来の穏やかな本質がにじみ出てきたんだ。小宇宙になって…。」
そう言い残し、アルバフィカはまた12宮を登っていく。
マニゴルドはポカンとしていた。
マニ「戦いでもないのに、アルバフィカが…笑いやがった。」
~続く~
