I Miss You
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飛んでいた鳩が止まった場所は、まるで冥界にあった花畑のようだった。
花が咲き乱れ、それでも美しいというより物悲しい景色。
花以外の風景は、まるで荒野のごとく閑散としている。
ミロ「ここは、一体?」
?『お兄ちゃんたち、誰?』
カノン「誰だ!?」
いつの間にか、目の前に小さな少女が立っていた。
?『お兄ちゃんたち、誰?』
怖がらせないため、ムウが少女と視線を合わすようにしゃがみ、微笑を浮かべて話しかける。
ムウ「私たちはアテナにお仕えする黄金聖闘士です。貴方は?」
『私は葵。』
ムウ「葵というのですか?」
『うん。』
ムウ「…葵は、ここに1人だけですか?」
『ううん。ここには何人も葵がいるの。子供の葵も、大人の葵もいるの。』
ムウ「では、大人の葵はどちらにいらっしゃいますか?」
『あのね、この花畑を出て、ずっと向こうにある森の中にいるの。でも、誰も近づいちゃいけないんだよ?』
ムウ「どうしてですか?」
『大人の葵はね、とっても苦しんでいたの。誰にも今の自分を見て欲しくないって泣いてたの。だから、誰にも会いたくないんだって言ってた。』
少女の葵は悲しそうに俯く。
貴鬼と同じくらいの年齢に見える小さな葵に、ムウは優しく花を差し出す。
ムウ「私たちは、その大人の葵を助けに来たのですよ。大人の葵の帰りを待つ、たくさんの人たちがいるのです。」
『大人の葵は、嫌われていないの?』
ムウ「誰も彼女を嫌う者などいませんよ。ここにいる、この蠍座のミロはその代表です。」
ムウはミロに振り返る。
小さな葵はミロの足元により、怖々と彼を見上げる。
『お兄ちゃん、大人の葵が好きなの?』
ミロはムウのようにしゃがみ、小さな葵の頭をそっと撫でる。
ミロ「あぁ。葵の事がとても大切で、好きなんだ。だから、早く目を覚まして欲しいんだ。」
『不思議だね。葵、お兄ちゃんたちに会ったことないけど、凄く懐かしい。きっと、大人の葵の心がそう思ってるんだね。お兄ちゃんたち、早く、大人の葵を助けてあげてね?』
ミロ「あぁ、約束するよ。」
『うんっ。』
小さな葵は、眩しいほどの笑顔を残して霞のように姿を消した。
~続く~
花が咲き乱れ、それでも美しいというより物悲しい景色。
花以外の風景は、まるで荒野のごとく閑散としている。
ミロ「ここは、一体?」
?『お兄ちゃんたち、誰?』
カノン「誰だ!?」
いつの間にか、目の前に小さな少女が立っていた。
?『お兄ちゃんたち、誰?』
怖がらせないため、ムウが少女と視線を合わすようにしゃがみ、微笑を浮かべて話しかける。
ムウ「私たちはアテナにお仕えする黄金聖闘士です。貴方は?」
『私は葵。』
ムウ「葵というのですか?」
『うん。』
ムウ「…葵は、ここに1人だけですか?」
『ううん。ここには何人も葵がいるの。子供の葵も、大人の葵もいるの。』
ムウ「では、大人の葵はどちらにいらっしゃいますか?」
『あのね、この花畑を出て、ずっと向こうにある森の中にいるの。でも、誰も近づいちゃいけないんだよ?』
ムウ「どうしてですか?」
『大人の葵はね、とっても苦しんでいたの。誰にも今の自分を見て欲しくないって泣いてたの。だから、誰にも会いたくないんだって言ってた。』
少女の葵は悲しそうに俯く。
貴鬼と同じくらいの年齢に見える小さな葵に、ムウは優しく花を差し出す。
ムウ「私たちは、その大人の葵を助けに来たのですよ。大人の葵の帰りを待つ、たくさんの人たちがいるのです。」
『大人の葵は、嫌われていないの?』
ムウ「誰も彼女を嫌う者などいませんよ。ここにいる、この蠍座のミロはその代表です。」
ムウはミロに振り返る。
小さな葵はミロの足元により、怖々と彼を見上げる。
『お兄ちゃん、大人の葵が好きなの?』
ミロはムウのようにしゃがみ、小さな葵の頭をそっと撫でる。
ミロ「あぁ。葵の事がとても大切で、好きなんだ。だから、早く目を覚まして欲しいんだ。」
『不思議だね。葵、お兄ちゃんたちに会ったことないけど、凄く懐かしい。きっと、大人の葵の心がそう思ってるんだね。お兄ちゃんたち、早く、大人の葵を助けてあげてね?』
ミロ「あぁ、約束するよ。」
『うんっ。』
小さな葵は、眩しいほどの笑顔を残して霞のように姿を消した。
~続く~
