朱色の瞳
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エルシドの手の温もりが伝わってきて、鞘も少し胸が高鳴る。
そして何より、自分を見ているエルシドの目が今までになく優しい。
エルシド「…あの夜の事、俺なりに熟考してみたんだ。鞘の気持ちは俺にとってどういう事なのか…。あの時、涙で濡れている鞘の瞳に見つめられて、何も言えなくなった、動けなくなった…。泣いてほしくなかった、鞘にはいつも心穏やかでいてほしいから。」
「私は聖域で過ごしている日々、とても心穏やかでいられますよ。」
エルシド「それは何よりだ…。そして、俺は今までになく…鞘のそばにいたいと願ってしまった。それは何故か? 鞘を…愛しいと想い始めているからだと気付いた。」
「え…///」
エルシド「あの峰の小屋でのひと時も、思い返せば…落ち着かなかったな。」
「あ、私…///」
エルシド「…俺は聖闘士としての生き方しかしてこなかった。人の愛し方や慈しみ方なんて、誰も教えてはくれなかった。だから、周りに刺激されるまで全然わからなかった。鞘、お前の武具職人としての道を邪魔するつもりはない、そのまま目指していってほしい。俺はアテナ様の名の下に、世界を守護する事でその道を守り、鞘を守りたい。俺を…受け入れてくれないか…。」
「…私みたいな、女っ気が無い者でも良いのですか? 聖域には美しい女官の方々がたくさんいらっしゃるのに…。」
エルシド「俺には、お前が一番美しく見える。火傷だらけの手をしていようと、精進し続けるその姿勢が…俺には一番美しい。」
鞘の朱色の瞳からは、次々と涙があふれてエルシドの手も濡らしていく。
美しい涙だ、美しい瞳の色だ、エルシドは誰にも…空にも見せたくなかった。
「あっ…///」
エルシドは鞘を抱きしめる、想いを込めて…。
エルシド「…愛してる。」
「嬉しい…///」
こうして、峰の魂に導かれたような形で出会った2人の気持ちは結ばれたのだった。
そして何より、自分を見ているエルシドの目が今までになく優しい。
エルシド「…あの夜の事、俺なりに熟考してみたんだ。鞘の気持ちは俺にとってどういう事なのか…。あの時、涙で濡れている鞘の瞳に見つめられて、何も言えなくなった、動けなくなった…。泣いてほしくなかった、鞘にはいつも心穏やかでいてほしいから。」
「私は聖域で過ごしている日々、とても心穏やかでいられますよ。」
エルシド「それは何よりだ…。そして、俺は今までになく…鞘のそばにいたいと願ってしまった。それは何故か? 鞘を…愛しいと想い始めているからだと気付いた。」
「え…///」
エルシド「あの峰の小屋でのひと時も、思い返せば…落ち着かなかったな。」
「あ、私…///」
エルシド「…俺は聖闘士としての生き方しかしてこなかった。人の愛し方や慈しみ方なんて、誰も教えてはくれなかった。だから、周りに刺激されるまで全然わからなかった。鞘、お前の武具職人としての道を邪魔するつもりはない、そのまま目指していってほしい。俺はアテナ様の名の下に、世界を守護する事でその道を守り、鞘を守りたい。俺を…受け入れてくれないか…。」
「…私みたいな、女っ気が無い者でも良いのですか? 聖域には美しい女官の方々がたくさんいらっしゃるのに…。」
エルシド「俺には、お前が一番美しく見える。火傷だらけの手をしていようと、精進し続けるその姿勢が…俺には一番美しい。」
鞘の朱色の瞳からは、次々と涙があふれてエルシドの手も濡らしていく。
美しい涙だ、美しい瞳の色だ、エルシドは誰にも…空にも見せたくなかった。
「あっ…///」
エルシドは鞘を抱きしめる、想いを込めて…。
エルシド「…愛してる。」
「嬉しい…///」
こうして、峰の魂に導かれたような形で出会った2人の気持ちは結ばれたのだった。
