朱色の瞳
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「片倉鞘にございます。」
いつもの作業着ではなく、ちゃんとした身なりで鞘は訪れた。
彼女いわく、教皇の兄であり、有事の際は教皇代理となる人物に会うというのに、汚れた作業着姿では失礼だと思っての事らしい。
ハクレイ「逆に気を遣わせたな、鞘殿。改めて名乗ろう、祭壇星座のハクレイだ。見ての通り、セージの双子の兄にあたる。普段はジャミールの地で一族の長をしておる。」
「左様でしたか…。それで、私にお話とは一体?」
ハクレイ「うむ、話というほどではないのだが、そなたの話が上がっていたので一目会いたくてな。一流の武具職人であると聞けば、修復師としても興味がわいてな。」
それからしばらくは取り留めない茶飲み話のような話題で盛り上がる。
故郷の事、家族の事、旅の途上の話、聖域に来てからの事…。
口数はけして多くない鞘だが、ハクレイはその誠実な人となりをちゃんと掴めたようだ。
ハクレイ「はっはっは、ますます気に入ったぞ。鞘! これほど気持ちの良い女子はユズリハ以来かもしれぬ。」
「ユズリハ?」
ハクレイ「ワシの弟子でな、シオンの妹弟子でもある。なかなかの腕っ節で、先の聖戦でも最後の方まで残っていた。今は聖域とジャミールを行ったり来たりしておる。会ったら仲良くしてやってくれ。」
「はい、ハクレイ殿。」
ハクレイ「しかし、妙齢の女子であるそなたが居るというのに、浮いた話は無さ気だな。」
「…えぇ。今は腕を磨く事のみに集中したいので。おそらく、そういう御縁も無いと心得ております。」
祖国に居れば、とっくに親同士が決めた適当な男の処へ嫁がされ、武具職人にはなれなかっただろう。
「それに、こんな傷や火傷だらけの女子など…殿方が一番に敬遠すると思います。」
いつもの作業着ではなく、ちゃんとした身なりで鞘は訪れた。
彼女いわく、教皇の兄であり、有事の際は教皇代理となる人物に会うというのに、汚れた作業着姿では失礼だと思っての事らしい。
ハクレイ「逆に気を遣わせたな、鞘殿。改めて名乗ろう、祭壇星座のハクレイだ。見ての通り、セージの双子の兄にあたる。普段はジャミールの地で一族の長をしておる。」
「左様でしたか…。それで、私にお話とは一体?」
ハクレイ「うむ、話というほどではないのだが、そなたの話が上がっていたので一目会いたくてな。一流の武具職人であると聞けば、修復師としても興味がわいてな。」
それからしばらくは取り留めない茶飲み話のような話題で盛り上がる。
故郷の事、家族の事、旅の途上の話、聖域に来てからの事…。
口数はけして多くない鞘だが、ハクレイはその誠実な人となりをちゃんと掴めたようだ。
ハクレイ「はっはっは、ますます気に入ったぞ。鞘! これほど気持ちの良い女子はユズリハ以来かもしれぬ。」
「ユズリハ?」
ハクレイ「ワシの弟子でな、シオンの妹弟子でもある。なかなかの腕っ節で、先の聖戦でも最後の方まで残っていた。今は聖域とジャミールを行ったり来たりしておる。会ったら仲良くしてやってくれ。」
「はい、ハクレイ殿。」
ハクレイ「しかし、妙齢の女子であるそなたが居るというのに、浮いた話は無さ気だな。」
「…えぇ。今は腕を磨く事のみに集中したいので。おそらく、そういう御縁も無いと心得ております。」
祖国に居れば、とっくに親同士が決めた適当な男の処へ嫁がされ、武具職人にはなれなかっただろう。
「それに、こんな傷や火傷だらけの女子など…殿方が一番に敬遠すると思います。」
