朱色の瞳
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鞘の眼は何かの覚悟を決めたもの。
エルシドは彼女が隠していた事が明らかになるのを望んでいたのに、それがわずかに怖くなった。
聞いては後には戻れない、という一種の勘が働いたのだ。
「エルシド殿、私は…一人前の武具職人になるため、この地に来たのは周知と思います。」
エルシド「おう…。」
「その為には、他の事には目もくれず、ひたすら修行する事を決めていました。ですが、それが難しくなってきたのです。」
エルシド「…まさか、どこぞ体を悪くしたのか?」
「いいえ、どちらかといえば…心の問題でしょう。その心の問題を解決するには、聖域内でも1人でいた方が良いと判断しました。」
エルシド「…孤独を貫く必要があるというのか。」
「あります。で、なければ…貴方に必ず迷惑をかける事になります。私、私の心の中には…貴方がいるのですから。私、片倉鞘は…山羊座のエルシド殿をお慕いしてしまったのです///」
エルシド「なっ…///!?」
想像もしていなかった鞘の告白。
職人の道を究めようと日々精進していて、それ以外に特に興味がないと思っていた彼女が、自分を慕っているというのだから。
そのような戯言を…とエルシドは言いそうになったが、彼女の眼は真剣そのもので嘘の欠片も宿っていない。
流石のエルシドも頭がうまく動かない。
その間に、鞘は素早く身なりを整えて、ベッドの上で正座のうえ平伏する。
「…今までお世話になりました。後見のお役目、私がセージ様にお話しして解除していただきますゆえ…。」
エルシド「え…?」
「夜分まで、お世話になりました。自室へ戻ります。」
エルシド「もう遅い、送る。」
「無用でございます。どうか、お休みください。」
追えないわけではなかった、エルシドの足をもってすれば追いつけない一般人など存在しない。
だが、追えなかったのだ。
静かに流れる…鞘の涙に心乱されて…。
~続く~
エルシドは彼女が隠していた事が明らかになるのを望んでいたのに、それがわずかに怖くなった。
聞いては後には戻れない、という一種の勘が働いたのだ。
「エルシド殿、私は…一人前の武具職人になるため、この地に来たのは周知と思います。」
エルシド「おう…。」
「その為には、他の事には目もくれず、ひたすら修行する事を決めていました。ですが、それが難しくなってきたのです。」
エルシド「…まさか、どこぞ体を悪くしたのか?」
「いいえ、どちらかといえば…心の問題でしょう。その心の問題を解決するには、聖域内でも1人でいた方が良いと判断しました。」
エルシド「…孤独を貫く必要があるというのか。」
「あります。で、なければ…貴方に必ず迷惑をかける事になります。私、私の心の中には…貴方がいるのですから。私、片倉鞘は…山羊座のエルシド殿をお慕いしてしまったのです///」
エルシド「なっ…///!?」
想像もしていなかった鞘の告白。
職人の道を究めようと日々精進していて、それ以外に特に興味がないと思っていた彼女が、自分を慕っているというのだから。
そのような戯言を…とエルシドは言いそうになったが、彼女の眼は真剣そのもので嘘の欠片も宿っていない。
流石のエルシドも頭がうまく動かない。
その間に、鞘は素早く身なりを整えて、ベッドの上で正座のうえ平伏する。
「…今までお世話になりました。後見のお役目、私がセージ様にお話しして解除していただきますゆえ…。」
エルシド「え…?」
「夜分まで、お世話になりました。自室へ戻ります。」
エルシド「もう遅い、送る。」
「無用でございます。どうか、お休みください。」
追えないわけではなかった、エルシドの足をもってすれば追いつけない一般人など存在しない。
だが、追えなかったのだ。
静かに流れる…鞘の涙に心乱されて…。
~続く~
