朱色の瞳
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エルシドに時間ができたのは、それから数日後。
工房へ向かうと、親方をまず訪ねてみた。
親方「エルシド様、今日は何の御用で?」
エルシド「親方、先日レグルスがここへ来ただろう?」
その言葉でエルシドがなぜここへ来たのか、親方は理解する。
親方「鞘は何かに憑かれたように仕事にしか意識が向かないんですよ。朝早く来て、陽が暮れるまで作業します。脇目も振らず休憩もあまり取らずに…。」
エルシド「無理をしすぎではないのか…。」
親方「工房の仲間や俺が声をかけてもあまり気付かないんです。鬼気迫る表情で炎と毎日にらめっこで…。」
鞘のいる工房からは先ほどから切れ目なく金属を鍛え上げる音が響く。
それは、彼女の声なき声の叫びに聞こえてきて…。
エルシド「何があったんだ…、鞘に…。」
そっと鞘の作業を見ると、彼女は炎と鋼にのみ意識を向けて声をかけていないとはいえ自分の来訪に微塵も気づいていなかった。
エルシドはそのまま作業場から離れ、親方に声を掛けてから12宮に戻って行った。
エルシド(あの後、何事かあったのだろうか…。仕事に集中するのは前からだが、あれは何か…痛々しい…。)
自らの宮に戻り、待機状態になってもその考えが脳裏から離れない。
ふと見るのは自らの右手、先の戦いの折に峰の小宇宙が宿り鞘をテミスから解放した手。
エルシド「峰、鞘は一体どうしたというのだ…。お前の墓参を済ませるという目的も果たし、職人としての道を進んでいるというのに…。」
?「お前が他人に聞こえる思案とは珍しいな、エルシドよ。」
そこにいたのは中国へ任務で行っていたはずの童虎だった。
エルシド「任務から帰ったか、童虎。」
童虎「うむ。セージ様に報告へ行くから通してもらうぞ?」
エルシド「あぁ、早く報告へ行くといい。」
エルシドの脇を通り過ぎようとする童虎が何かに気づいたような表情で立ち止まった。
工房へ向かうと、親方をまず訪ねてみた。
親方「エルシド様、今日は何の御用で?」
エルシド「親方、先日レグルスがここへ来ただろう?」
その言葉でエルシドがなぜここへ来たのか、親方は理解する。
親方「鞘は何かに憑かれたように仕事にしか意識が向かないんですよ。朝早く来て、陽が暮れるまで作業します。脇目も振らず休憩もあまり取らずに…。」
エルシド「無理をしすぎではないのか…。」
親方「工房の仲間や俺が声をかけてもあまり気付かないんです。鬼気迫る表情で炎と毎日にらめっこで…。」
鞘のいる工房からは先ほどから切れ目なく金属を鍛え上げる音が響く。
それは、彼女の声なき声の叫びに聞こえてきて…。
エルシド「何があったんだ…、鞘に…。」
そっと鞘の作業を見ると、彼女は炎と鋼にのみ意識を向けて声をかけていないとはいえ自分の来訪に微塵も気づいていなかった。
エルシドはそのまま作業場から離れ、親方に声を掛けてから12宮に戻って行った。
エルシド(あの後、何事かあったのだろうか…。仕事に集中するのは前からだが、あれは何か…痛々しい…。)
自らの宮に戻り、待機状態になってもその考えが脳裏から離れない。
ふと見るのは自らの右手、先の戦いの折に峰の小宇宙が宿り鞘をテミスから解放した手。
エルシド「峰、鞘は一体どうしたというのだ…。お前の墓参を済ませるという目的も果たし、職人としての道を進んでいるというのに…。」
?「お前が他人に聞こえる思案とは珍しいな、エルシドよ。」
そこにいたのは中国へ任務で行っていたはずの童虎だった。
エルシド「任務から帰ったか、童虎。」
童虎「うむ。セージ様に報告へ行くから通してもらうぞ?」
エルシド「あぁ、早く報告へ行くといい。」
エルシドの脇を通り過ぎようとする童虎が何かに気づいたような表情で立ち止まった。
