朱色の瞳
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★第10話★
自らの気持ちに気づいてしまった鞘は、これ以上エルシドに迷惑や負担をかけたくなかった。
だから、体が回復してからは必要以上に関わらないようにしようと、工房から出ないように心がけていた。
休んでいる間にも色々な依頼が山積みで、工房から出ない事が不自然ではないのが救いだった。
(色恋にかまけるなんて、私には許されない。職人として道を究める事だけを目指さなくては…。)
雑念を払うように一生懸命に依頼された道具の修復や製造に集中する。
その内、無心になっていくのが今の鞘にはありがたい事だ。
朝早くから日が暮れるまで、夢中になって仕事に取り掛かっているその姿は工房内の他の職人が声をかけられないくらい、鬼気迫っている。
工房の親方は何かを吹っ切りたくて集中しているのだと見抜き、そっと見守っていた。
先のテミス女神の件は聞き及んでいるから、それが原因なのだと思っているが…。
その日も工房を閉める寸前まで鞘は仕事にかかっていたが、ようやく終えて片付ける。
表に出れば、空は暗く星が輝いており、爽やかな風が体を包み込んでくれる。
(今日も終わった…。)
宿舎で湯浴みを済ませ、自室のベッドに体を預けるとホッとする。
鞘は今度、時間を見つけて峰の小屋へ赴いて掃除をして住めるように整えようと考えている。
少し時間はかかるだろうが、できない事ではないだろう。
そして、さらに時間をかけて工房の機能を整え、1人あの小屋で峰の墓守をして、職人として過ごせたらとも…。
自らの気持ちに気づいてしまった鞘は、これ以上エルシドに迷惑や負担をかけたくなかった。
だから、体が回復してからは必要以上に関わらないようにしようと、工房から出ないように心がけていた。
休んでいる間にも色々な依頼が山積みで、工房から出ない事が不自然ではないのが救いだった。
(色恋にかまけるなんて、私には許されない。職人として道を究める事だけを目指さなくては…。)
雑念を払うように一生懸命に依頼された道具の修復や製造に集中する。
その内、無心になっていくのが今の鞘にはありがたい事だ。
朝早くから日が暮れるまで、夢中になって仕事に取り掛かっているその姿は工房内の他の職人が声をかけられないくらい、鬼気迫っている。
工房の親方は何かを吹っ切りたくて集中しているのだと見抜き、そっと見守っていた。
先のテミス女神の件は聞き及んでいるから、それが原因なのだと思っているが…。
その日も工房を閉める寸前まで鞘は仕事にかかっていたが、ようやく終えて片付ける。
表に出れば、空は暗く星が輝いており、爽やかな風が体を包み込んでくれる。
(今日も終わった…。)
宿舎で湯浴みを済ませ、自室のベッドに体を預けるとホッとする。
鞘は今度、時間を見つけて峰の小屋へ赴いて掃除をして住めるように整えようと考えている。
少し時間はかかるだろうが、できない事ではないだろう。
そして、さらに時間をかけて工房の機能を整え、1人あの小屋で峰の墓守をして、職人として過ごせたらとも…。
