朱色の瞳
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翌朝、鞘は出された朝食もちゃんといただき、軽い身支度と掃除をすませて部屋の窓から景色を見ていた。
特に行動の制限はしないとセージも言ってくれたのだが、外出する気にもなれない。
(私は聖域にとって疫病神なんだろうか…。役に立ちたいと思ってきたというのに…。)
そんな時、ドアをノックする音がして鞘は反射的に入室を促した。
「エルシド殿…。」
エルシド「…調子はどうだ? 鞘。」
「悪くはないですよ。」
エルシドが自分を助けてくれた第一人者だと聞いている鞘は、何を言ったらいいのか分からない。
今も聖衣を着ているが、所々に怪我の手当ての跡が見られて、尚更罪悪感が増してくる。
エルシドも雰囲気から鞘が心を痛めているのだとわかった。
エルシド「鞘、体の調子が悪くないなら…峰の墓参りへ行かないか?」
「姉様の…。そうだ、私はまだ墓参に行っていませんでした。」
エルシド「日々、武具職人として励んでいたからだろう。それを叱るような峰では無いと思うぞ。」
「では、エルシド殿の都合のよろしい時にでも…。」
エルシド「俺は今日、非番だ。お前さえ良ければ一緒に行こうか。」
「では、お願いできますか?」
エルシド「あぁ…、俺も久々だからな。行こう。」
2人は連れだって聖域の外れにある、峰がかつて住んでいた場所に建てられた彼女の墓へ向かう事になった。
途中、復興作業現場の横を通るたびに鞘は胸が締め付けられる気持ちだった。
エルシドは自らのマントを取り外し、鞘の頭に被せた。
「エルシド殿…?」
エルシド「…辛いのなら、通り過ぎるまで被っていると良い。」
「…ありがとうございます。」
少し深く被って、鞘はエルシドに導かれながら現場を足早に去った。
特に行動の制限はしないとセージも言ってくれたのだが、外出する気にもなれない。
(私は聖域にとって疫病神なんだろうか…。役に立ちたいと思ってきたというのに…。)
そんな時、ドアをノックする音がして鞘は反射的に入室を促した。
「エルシド殿…。」
エルシド「…調子はどうだ? 鞘。」
「悪くはないですよ。」
エルシドが自分を助けてくれた第一人者だと聞いている鞘は、何を言ったらいいのか分からない。
今も聖衣を着ているが、所々に怪我の手当ての跡が見られて、尚更罪悪感が増してくる。
エルシドも雰囲気から鞘が心を痛めているのだとわかった。
エルシド「鞘、体の調子が悪くないなら…峰の墓参りへ行かないか?」
「姉様の…。そうだ、私はまだ墓参に行っていませんでした。」
エルシド「日々、武具職人として励んでいたからだろう。それを叱るような峰では無いと思うぞ。」
「では、エルシド殿の都合のよろしい時にでも…。」
エルシド「俺は今日、非番だ。お前さえ良ければ一緒に行こうか。」
「では、お願いできますか?」
エルシド「あぁ…、俺も久々だからな。行こう。」
2人は連れだって聖域の外れにある、峰がかつて住んでいた場所に建てられた彼女の墓へ向かう事になった。
途中、復興作業現場の横を通るたびに鞘は胸が締め付けられる気持ちだった。
エルシドは自らのマントを取り外し、鞘の頭に被せた。
「エルシド殿…?」
エルシド「…辛いのなら、通り過ぎるまで被っていると良い。」
「…ありがとうございます。」
少し深く被って、鞘はエルシドに導かれながら現場を足早に去った。
