朱色の瞳
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復興作業中のエルシドの元にサーシャからの呼び出しが入り、身支度を整えた彼は教皇の間に入った。
エルシド「アテナ様、山羊座のエルシド参りました。」
サーシャ「すみません、エルシド。復興作業中なのに。」
エルシド「いえ、お気になさらず。」
サーシャのそばにはセージとシジフォスが控えていた。
サーシャ「先程、鞘さんが目覚めました。」
エルシド「鞘が…?」
サーシャ「えぇ。彼女は拉致されるところまでしか覚えていませんでした。ですが、本人たっての希望で何が起きたのかを私達は伝えました。」
エルシドは容易に想像できた、鞘が己を責めている事を。
サーシャ達はそれを感じ取れて、視線を合わせて頷く。
シジ「そこでなんだが、エルシド。彼女の気晴らしを計画したいのだが、我らでは何も浮かんでこないんだ。」
エルシド「それは、俺とて浮かばない。」
セージ「エルシドよ、鞘は聖域に来た目的を全て果たしているのか?」
彼女の目的の1つは、姉・峰の墓参である。
そういえば、彼女に案内すると言っておきながらまだ果たしていない事を思い出す。
エルシド「姉の墓参りをするという事であれば、私がいまだ案内できておりません。」
サーシャ「エルシド、一度彼女を見舞ってあげてください。その上で墓参の付き添いをお願いできますか?」
エルシド「承知しました。今からでは彼女も疲れていましょうし、明日にでも見舞ってみましょう。」
サーシャ「頼みましたよ、エルシド。」
エルシド「はっ。」
教皇宮を退出して自宮に戻る道すがら、エルシドは己の右手をそっと見つめる。
夢か現か、峰から告げられたテミスと鞘を切り離す方法、自分に大切な妹を託すというのはどういう気持ちだったのか…。
それは自分に絶対的な信頼を寄せてくれていたという事、それを裏切れないという気持ちを胸にしてエルシドは明日に臨もうとしていた。
エルシド「アテナ様、山羊座のエルシド参りました。」
サーシャ「すみません、エルシド。復興作業中なのに。」
エルシド「いえ、お気になさらず。」
サーシャのそばにはセージとシジフォスが控えていた。
サーシャ「先程、鞘さんが目覚めました。」
エルシド「鞘が…?」
サーシャ「えぇ。彼女は拉致されるところまでしか覚えていませんでした。ですが、本人たっての希望で何が起きたのかを私達は伝えました。」
エルシドは容易に想像できた、鞘が己を責めている事を。
サーシャ達はそれを感じ取れて、視線を合わせて頷く。
シジ「そこでなんだが、エルシド。彼女の気晴らしを計画したいのだが、我らでは何も浮かんでこないんだ。」
エルシド「それは、俺とて浮かばない。」
セージ「エルシドよ、鞘は聖域に来た目的を全て果たしているのか?」
彼女の目的の1つは、姉・峰の墓参である。
そういえば、彼女に案内すると言っておきながらまだ果たしていない事を思い出す。
エルシド「姉の墓参りをするという事であれば、私がいまだ案内できておりません。」
サーシャ「エルシド、一度彼女を見舞ってあげてください。その上で墓参の付き添いをお願いできますか?」
エルシド「承知しました。今からでは彼女も疲れていましょうし、明日にでも見舞ってみましょう。」
サーシャ「頼みましたよ、エルシド。」
エルシド「はっ。」
教皇宮を退出して自宮に戻る道すがら、エルシドは己の右手をそっと見つめる。
夢か現か、峰から告げられたテミスと鞘を切り離す方法、自分に大切な妹を託すというのはどういう気持ちだったのか…。
それは自分に絶対的な信頼を寄せてくれていたという事、それを裏切れないという気持ちを胸にしてエルシドは明日に臨もうとしていた。
