朱色の瞳
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『我を呼び覚ますは、誰か…?』
その声に、皆がゆるゆると目を開ける。
巨大だったテミス像は跡形もなく消えていたが、像の前に浮かんでいた鞘の様子が一変していた。
結んでいた髪の毛は解かれ、普通の服装だったのに漆黒の鎧を身にまとい、長いマントをなびかせていた。
そして、その華奢な体躯には不釣り合いの大きな剣が握られている。
老婆「おお…、テミス様っ…!」
老婆「ようやく、ご尊顔を…拝せました!」
老婆達が誰か理解すると、テミスは柔らかくほほ笑んだ。
『そうか、我らが民の巫女達か…大儀。忌々しくもアテナの治める地に長々と封印されていたが、ようやく日の目を見た。そなたらは神殿に戻るがよい。』
老婆「テミス様、どうぞ…ご無事で。」
老婆達は黒い渦の中に消え、やがて渦も消えた。
『久しいな、アテナ。数百年ぶりか。』
老婆達を見送ったテミスの表情は一転し、凛々しいものになる。
サーシャ「テミス…。」
『よもや忘れておるまいな? 我を封印する際、我がそなたに宣言した事を。次に相まみえる時こそは、そなたの首級を上げると。』
サーシャ「…忘れてはいません。ですが、負けるわけにはまいりません。もし、貴女が私の首級をあげたなら、そのままタルタロスで残りのティターン12神を解放し、オリンポスに攻め込むつもりでしょうから。」
『ふふ、よく知っている。』
サーシャ「そのような事、おやめください。これ以上、我らが争ってどうなるというのでしょう。」
『賢しい事を言う。だが、我も好きで戦っているのではない。そなたの父であるゼウスも、一時期我の夫であったからな。』
サーシャ「ならば…!」
『ティターンにはティターンの矜持がある。我らを永遠に続く混沌の闇に封印しているお前達オリンポスが許せぬ。我らのみならず、罪無き我らの民までタルタロスに落とした。その傲慢さが許せぬ。』
その声に、皆がゆるゆると目を開ける。
巨大だったテミス像は跡形もなく消えていたが、像の前に浮かんでいた鞘の様子が一変していた。
結んでいた髪の毛は解かれ、普通の服装だったのに漆黒の鎧を身にまとい、長いマントをなびかせていた。
そして、その華奢な体躯には不釣り合いの大きな剣が握られている。
老婆「おお…、テミス様っ…!」
老婆「ようやく、ご尊顔を…拝せました!」
老婆達が誰か理解すると、テミスは柔らかくほほ笑んだ。
『そうか、我らが民の巫女達か…大儀。忌々しくもアテナの治める地に長々と封印されていたが、ようやく日の目を見た。そなたらは神殿に戻るがよい。』
老婆「テミス様、どうぞ…ご無事で。」
老婆達は黒い渦の中に消え、やがて渦も消えた。
『久しいな、アテナ。数百年ぶりか。』
老婆達を見送ったテミスの表情は一転し、凛々しいものになる。
サーシャ「テミス…。」
『よもや忘れておるまいな? 我を封印する際、我がそなたに宣言した事を。次に相まみえる時こそは、そなたの首級を上げると。』
サーシャ「…忘れてはいません。ですが、負けるわけにはまいりません。もし、貴女が私の首級をあげたなら、そのままタルタロスで残りのティターン12神を解放し、オリンポスに攻め込むつもりでしょうから。」
『ふふ、よく知っている。』
サーシャ「そのような事、おやめください。これ以上、我らが争ってどうなるというのでしょう。」
『賢しい事を言う。だが、我も好きで戦っているのではない。そなたの父であるゼウスも、一時期我の夫であったからな。』
サーシャ「ならば…!」
『ティターンにはティターンの矜持がある。我らを永遠に続く混沌の闇に封印しているお前達オリンポスが許せぬ。我らのみならず、罪無き我らの民までタルタロスに落とした。その傲慢さが許せぬ。』
