朱色の瞳
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依頼されていた新しい剣の製作をしており、気がつけば休憩時間。
鞘は頭に巻いていた手拭いをとり、顔の汗を拭くと表に出る。
空は青く広がり、工房の中庭の東屋で一息つく。
風が心地よく吹いて、未だ引かない体の熱が昇華されていく。
(ここは本当に…心地良い。)
最初こそは女である自分の加入に難色を示していた工房の職人達。
しかし、過ごしていくうちに自分の実力を認めてくれて、まるで娘や孫のように優しく接してくれるようになった。
日本にいた頃は、「女が鍛冶工房へ入る事は禁忌」と言われて入れなかった。
それでも、職人になりたくて見よう見まねで仕事を覚えていた。
聖域を目指して勘当同然で家を出て、聖域へ来る途中でも数々の工房へ立ち寄ったのだがほとんどが同じだった。
それでも何軒かは招き入れてくれて、修業させてくれた。
それは間違いなく自分の中に残り、ここで発揮できている。
おそらく、もう日本へ帰る事はない。
この土地で土に還る事だろう。
それも悪くない、姉と同じ土地で果てるのなら…。
エルシド「休憩か…?」
「エルシド殿…。あ、視察ですか?」
エルシド「あぁ、そうだ。先ほどはお前の所にも行ったのだが、真剣だったので声をかけなかった。」
「そう、でしたか。それは失礼を。」
エルシド「いいや、気にする事はない。…お前の瞳も朱色なのだな。」
「お前も…ということは姉様も…?」
エルシド「あぁ、そうだ。やはり、姉妹だな。」
「そうでしたか。」
エルシドがふと彼女の手を見たら、手は火傷や水ぶくれがたくさんあり、とても年頃の女性の手には見えない。
鞘は頭に巻いていた手拭いをとり、顔の汗を拭くと表に出る。
空は青く広がり、工房の中庭の東屋で一息つく。
風が心地よく吹いて、未だ引かない体の熱が昇華されていく。
(ここは本当に…心地良い。)
最初こそは女である自分の加入に難色を示していた工房の職人達。
しかし、過ごしていくうちに自分の実力を認めてくれて、まるで娘や孫のように優しく接してくれるようになった。
日本にいた頃は、「女が鍛冶工房へ入る事は禁忌」と言われて入れなかった。
それでも、職人になりたくて見よう見まねで仕事を覚えていた。
聖域を目指して勘当同然で家を出て、聖域へ来る途中でも数々の工房へ立ち寄ったのだがほとんどが同じだった。
それでも何軒かは招き入れてくれて、修業させてくれた。
それは間違いなく自分の中に残り、ここで発揮できている。
おそらく、もう日本へ帰る事はない。
この土地で土に還る事だろう。
それも悪くない、姉と同じ土地で果てるのなら…。
エルシド「休憩か…?」
「エルシド殿…。あ、視察ですか?」
エルシド「あぁ、そうだ。先ほどはお前の所にも行ったのだが、真剣だったので声をかけなかった。」
「そう、でしたか。それは失礼を。」
エルシド「いいや、気にする事はない。…お前の瞳も朱色なのだな。」
「お前も…ということは姉様も…?」
エルシド「あぁ、そうだ。やはり、姉妹だな。」
「そうでしたか。」
エルシドがふと彼女の手を見たら、手は火傷や水ぶくれがたくさんあり、とても年頃の女性の手には見えない。
