朱色の瞳
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やがて、12宮専属の武具職人の工房へ到着し、責任者と少々の話をしてから宿舎に入った鞘。
ここの工房にも自分の話は伝わっているようで、率直に期待していると声をかけてもらえた。
明日から作業に加わるため、作業着や自分用の道具を部屋の机に出して点検する。
(峰姉様、どうか見守ってください。貴女の分まで…お役に立って見せます。)
その日は部屋の整頓などで時間を費やし、女官達にもこの施設の説明を受けた。
長旅の疲れもあるだろうと気遣ってくれる優しい女性達に感謝しながら、鞘は早い時間に床へ着く。
明日からはきっと怒涛の日々が始まるだろうと思いながら、彼女は深く眠りについたのだった。
エルシド「…以上、鞘に関しての報告です。アテナ様、教皇。」
一方のエルシドも鞘を送り届けてからは通常の執務に戻ったのだが、まずは彼女に関する報告をしていた。
サーシャ「まずは一段落ですね。彼女の働きは明日以降にわかりますが、期待しましょう。早く慣れてくだされば良いのですが…。」
エルシド「その点は心配ないと思います。彼女は想像以上に環境への適応能力が優れているようですから。」
セージ「うむ。職人の世界はなまじ男性社会であるから、妙なやっかみを受けねば良いが、職人は腕前こそが全てだからな。その点でも心配はあまりなさそうだ。」
サーシャ「エルシド、ご苦労でした。通常の執務にお戻りなさい。」
エルシド「はっ、失礼いたします。」
これから、鞘の聖域生活が本格的に始まる。
それが、エルシドをはじめとする黄金や鞘本人、サーシャやセージ達にとって新たな風となっていく事を…この時は誰も、神すらも知る由はない。
~続く~
ここの工房にも自分の話は伝わっているようで、率直に期待していると声をかけてもらえた。
明日から作業に加わるため、作業着や自分用の道具を部屋の机に出して点検する。
(峰姉様、どうか見守ってください。貴女の分まで…お役に立って見せます。)
その日は部屋の整頓などで時間を費やし、女官達にもこの施設の説明を受けた。
長旅の疲れもあるだろうと気遣ってくれる優しい女性達に感謝しながら、鞘は早い時間に床へ着く。
明日からはきっと怒涛の日々が始まるだろうと思いながら、彼女は深く眠りについたのだった。
エルシド「…以上、鞘に関しての報告です。アテナ様、教皇。」
一方のエルシドも鞘を送り届けてからは通常の執務に戻ったのだが、まずは彼女に関する報告をしていた。
サーシャ「まずは一段落ですね。彼女の働きは明日以降にわかりますが、期待しましょう。早く慣れてくだされば良いのですが…。」
エルシド「その点は心配ないと思います。彼女は想像以上に環境への適応能力が優れているようですから。」
セージ「うむ。職人の世界はなまじ男性社会であるから、妙なやっかみを受けねば良いが、職人は腕前こそが全てだからな。その点でも心配はあまりなさそうだ。」
サーシャ「エルシド、ご苦労でした。通常の執務にお戻りなさい。」
エルシド「はっ、失礼いたします。」
これから、鞘の聖域生活が本格的に始まる。
それが、エルシドをはじめとする黄金や鞘本人、サーシャやセージ達にとって新たな風となっていく事を…この時は誰も、神すらも知る由はない。
~続く~
