朱色の瞳
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滅多に執務室へ来ないサーシャが女官達を引き連れてやってきた。
女官達は息抜きにお茶や菓子が乗っている盆を手にしており、次々と会食用の円卓に置いていく。
セージ「アテナ様、どうなされた。」
サーシャ「うふふ、たまには差し入れをしてもよろしいかと思いまして。皆さん、どうぞ好きな時に召し上がって下さいね。」
だが、それだけでサーシャがここに来るとも思えず…。
女官達が下がってからサーシャは自分用に設えられた席に座る。
セージ「サーシャ様、差し入れはありがたく頂戴いたしますが…、本題は何でしょう?」
サーシャ「…エルシド、貴方の面会人はどうされました?」
エルシドはまさか自分に声をかけられると思っていなかったので、一瞬戸惑うが平静を装う。
エルシド「かの者…、片倉鞘は武具職人の親方に身柄を預けました。本人の希望もありましたので。」
サーシャ「そうなのですか…。職人の数が少ないという報告は受けておりました。腕の確かな職人は何人でも欲しいところです。その…鞘さんはいかがなのでしょう?」
エルシド「日本では日本の武具職人の腕を磨いて、聖域に旅をしている途上でも何軒かの工房で腕を磨いていたようです。親方が数日、腕を見ると申しておりました。」
サーシャとて武具職人の世界が完全なる男性社会だと理解している。
そこに女が1人で放り込まれて、はたして大丈夫なのかと心配になる。
鞘は仮にとはいえ聖域で預かった身柄だ、それを危険に晒しては申し訳が立たない。
親方の人柄はサーシャも報告で聞いているから、彼がそばにいれば大丈夫だとは思うのだが…。
エルシド「…私の配慮不足でございました。明日にでも様子を見てまいりましょう。どうか、ご案じなさいますな。」
サーシャ「ごめんなさい、エルシド。彼女の腕前を存分に発揮できる場所が他にもあればよろしいのですが…。」
エルシド「彼女は…亡き姉の分まで武具職人として世の為になりたいと願っておりますれば、聖域に滞在する事でその願いも叶いましょう。」
自分の配慮が不足していたと思ったエルシドは、翌朝にでも親方の工房へ行く事にした。
女官達は息抜きにお茶や菓子が乗っている盆を手にしており、次々と会食用の円卓に置いていく。
セージ「アテナ様、どうなされた。」
サーシャ「うふふ、たまには差し入れをしてもよろしいかと思いまして。皆さん、どうぞ好きな時に召し上がって下さいね。」
だが、それだけでサーシャがここに来るとも思えず…。
女官達が下がってからサーシャは自分用に設えられた席に座る。
セージ「サーシャ様、差し入れはありがたく頂戴いたしますが…、本題は何でしょう?」
サーシャ「…エルシド、貴方の面会人はどうされました?」
エルシドはまさか自分に声をかけられると思っていなかったので、一瞬戸惑うが平静を装う。
エルシド「かの者…、片倉鞘は武具職人の親方に身柄を預けました。本人の希望もありましたので。」
サーシャ「そうなのですか…。職人の数が少ないという報告は受けておりました。腕の確かな職人は何人でも欲しいところです。その…鞘さんはいかがなのでしょう?」
エルシド「日本では日本の武具職人の腕を磨いて、聖域に旅をしている途上でも何軒かの工房で腕を磨いていたようです。親方が数日、腕を見ると申しておりました。」
サーシャとて武具職人の世界が完全なる男性社会だと理解している。
そこに女が1人で放り込まれて、はたして大丈夫なのかと心配になる。
鞘は仮にとはいえ聖域で預かった身柄だ、それを危険に晒しては申し訳が立たない。
親方の人柄はサーシャも報告で聞いているから、彼がそばにいれば大丈夫だとは思うのだが…。
エルシド「…私の配慮不足でございました。明日にでも様子を見てまいりましょう。どうか、ご案じなさいますな。」
サーシャ「ごめんなさい、エルシド。彼女の腕前を存分に発揮できる場所が他にもあればよろしいのですが…。」
エルシド「彼女は…亡き姉の分まで武具職人として世の為になりたいと願っておりますれば、聖域に滞在する事でその願いも叶いましょう。」
自分の配慮が不足していたと思ったエルシドは、翌朝にでも親方の工房へ行く事にした。
