突撃、隣のベッドルーム!

カノン「本当に、全裸で寝ているとは…;」


暑いからシーツなども鬱陶しくなるのはわかるが、せめて何か着てほしかった。

今のサガは腹部にシーツがかかっていて、後は全部剥き出しになっている感じ。

頭隠して尻隠さずという日本のことわざがあるが、これでは腹を隠して急所隠さずだ…。

カノンは自分の視力が著しく低下した感が否めない。


カノン「アルデバランよ、…すまん。お前には穏便に事を済ませと言われたが我慢の限界だ! 起きるが良い、この露出狂がぁ!!!」


ドカァアアーーーーーン!!!


サガ「カノン、寝込みを襲うとは何と卑劣な!」

カノン「やかましいわ! 俺が卑劣ならお前は卑猥だ! さっさと前を隠せ、変態!」

サガ「変態だと!? お前こそ実の兄の寝込みを襲って何をするつもりだったのだ! 私は悲しいぞ、カノン!」

カノン「気色悪い事を言うな、この変態妄想癖が!!」


この後数十分に及び2人の喧嘩は収まらなかったが、何とか沈静化した。


サガ「なるほど、アテナと教皇のご命令とあらば拒否は出来んな…;」

カノン「一応、俺も鬼ではない。お前の写真はデコルテ部分までの物だけ撮っておいた。全身を写した物が掲載されようものなら、お前も俺も自害ものだ;」

サガ「では、私はデスマスクの所へ行き、彼をアイオリアの元まで行かせるのが役目だな。では、行って来る。カノン、戸締りは頼んだ。」

カノン「吹き曝しの12宮に戸締りもクソもあるか。だが、デスマスクの事だ。まともな寝相ではあるまいよ。気をつける事だ、サガ。」


こうして、サガは聖域一の問題児デスマスクの住まう巨蟹宮へと向かったのであった。
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