突撃、隣のベッドルーム!

アル「ハッハッハ! なるほど、そういう訳だったのか。」

ムウ「えぇ…;」


ムウはアルデバランを起こし、全ての事情を話した。

熟睡中を起こされ、訳のわからない任務を与えられては怒るのが道理なのだが、アルデバランの堪忍袋の緒は果てしなく長いらしい。

起き抜けというのにムウの話をちゃんと聞いてくれるし、せっかくだからとノンカフェインの茶まで振舞ってくれた。

この人徳、彼こそ三界和平が成ったこの世で一番教皇に相応しい大人物かもしれない。


アル「で、俺は双児宮へ行けば良いのだな?」

ムウ「えぇ。あそこは双子達の巣窟ですが2人とも行けという訳ではなく、どちらか一方を貴方が、貴方が撮影した方が残ったもう1人を…。そういう順番みたいですね。」

アル「なるほどな。さて、どちらが良いだろう? サガかカノンか。」

ムウ「私ならどちらも御免被りますけどね。双児宮の次はあの蟹ですが…。」

アル「ふーむ。なら、俺はカノンに行ってみるか。サガにデスマスクを任せて、あいつの普段からの不摂生を起きぬけに長々と説教してもらおう。カノンだったら悪乗りしかねん;」

ムウ「えぇ、それが良いでしょう。では、これがアテナから預かっているデジタルカメラです。」

アル「確かに。おっ、ムウも貴鬼も良い寝顔だな。それに比べると、俺の寝顔なんか豪快という言葉しか浮かんでこんな!」

ムウ「フフッ、寝床も豪快ですよ。私達のベッドの3周りくらいは余裕で大きいですから。」


しばらくの談笑の後、ムウはお騒がせしましたと謝って白羊宮へ戻った。

残されたアルデバランはデジカメを片手に双児宮へ向かうのだった。
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