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突撃、隣のベッドルーム!

『天蠍宮』


童虎「さてさて、ミロはどんな風に寝とるかのぅ。あの童(わっぱ)の事じゃ、寝床まで騒々しそうじゃ。」


現在の黄金で言う年少組、その中でも一番子供っぽいのがミロである。

もちろん、聖闘士としての勤めは怠らず、黄金たる実力もプライドも持ち合わせている男だ。

しかし、聖闘士の役目から解放されると年頃よりももっとわんぱくな一面が表面化する。

聖域の子供たちと川遊びしたり、泥だらけになったり、無邪気になるのだ。

自分が引き取り、育ててきた紫龍や春麗は幼い頃から落ち着きがあったので、彼らとはまた違う子供を見ているようで楽しかったりするのだが。

やがて、ミロの居住区へ足を入れると、やはりというか…物が散乱している。

読みかけの雑誌がソファやテーブルへ無造作に置かれ、食べかけの菓子の袋も同じ様に散乱していた。

従者が常に掃除などしてくれる筈なのに、この男はそのすぐ後で散らかすのだからイタチごっこになっているのだ。


童虎(一度、灸を据えねばならんかのぅ…。)


そして、寝室へ入って枕元へ忍び足で近づいてみる。

ミロを見た童虎は、一瞬息を止めたのだがすぐにプッと笑ってしまった。


童虎(この男は、本当に子供っぽいのぅ…///!)


ぐっすりと眠っているミロは、普段そのままにしている長い癖ッ毛を一纏めに縛って眠っていた。

上半身には何も纏わず、その鍛え上げた肉体をさらけ出している。

そして、どこで入手したのか大きな蠍のヌイグルミを抱きしめて眠っている。

蠍といってもかなり可愛くデフォルメされており、パッと見は海老に見えてしまいそうだ…。

とにかく、彼の可愛らしい寝顔を撮影し、次なる人馬宮へ送り出す事にしようと童虎はカメラを懐から取り出すのであった。
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