ミロ「やぁ、葵。元気だったか？」

カミュ「再び会えて、嬉しく思う。」

「ミロ、カミュ…。貴方達も変わらず深い友情で結ばれているのね。嬉しいわ。」


遊ぶ時、いつも２人揃って誘いに来てくれた。

幼い日の友情は、今も変わらず葵は嬉しかった。


ミロ「もちろん、俺とカミュは今でも友情を育んでいるさ。これからは、君との友情も育んでいきたいよ。」

カミュ「そうだな。幼い頃のように草むらを転げまわる事はできないが、一緒に食事をしたり、散歩をしたり、優しい時間を過ごしたいな。」


再会の様子を見守っていたサガとカノンも安心できた。


サガ「皆、頼りになる黄金聖闘士になった。何か困った事があれば相談するといい。後で、他の黄金聖闘士も会いにくるそうだ。全員との対面が終わったら記念の宴をしようとアテナと教皇が仰っている。」

「嬉しいわ。これからも皆と一緒にいられるのね。」


ふんわりと微笑む彼女が美しくて、皆が照れていた。

だからこそ、皆は気付かなかったのだ。

彼女の心に残る感情に…。


(あの人も、聖戦後に戻ってきたのよね…。会うのが怖い、でも…会いたい。)