恋する英雄
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「う、うん…。」
葵はゆっくりと目を開け、そこが見慣れた自分の部屋だと気付いた。
ロス「気がついたかい? 葵。」
「アイオロス…?」
ロス「無事でよかったよ、葵。見つけた時は肝が冷えたけどね。」
アイオロスの大きな手が葵の頭を優しく撫でる。
小さい頃もこうやって傍にいてくれた事を思い出す。
あの頃から大好きな手、大好きなアイオロス。
だけど、自分からけして望んではいけない人…。
「ありがとう、アイオロス。もう、大丈夫だから…。お勤めに戻って?」
ロス「…なぁ、葵。俺は葵を恨んでいないし、責めようとも思わないよ。サガやカノンの罪を自分も背負うつもりなんだろう?」
優しい眼差しでアイオロスは葵を見る。
ロス「葵は他人の痛みも感じやすい子だから、きっと自分も責めを受けなくてはならないという念に縛られているのだろう? でも、もういいんだよ。自分を責めないで。」
彼の優しい声が葵の心に染み込んでいく。
ロス「葵、そんな優しい君だから…俺は君を好きになったんだよ。」
「え…?」
ロス「俺が君が好きだ、心の底から恋している。」
「でも、私は…。」
ゆらりとベッドから体を起こす葵をアイオロスは優しく抱きとめる。
ロス「好きだよ、葵。誰よりも君を愛しく想う…。」
「ふぇ…、アイオロスっ…///!」
葵は涙を流しだす。
「好きなの、アイオロスが…! 小さい頃からずっと、ずっと…! でも、サガ兄さんが貴方を討ってしまったから…。だから、私は貴方と向き合えなくて!」
ロス「もういいんだ…。これからは俺と向き合ってほしいんだ。」
「はぃ、アイオロス…。」
ロス「愛しているよ、かわいい葵…。」
アイオロスはそっと彼女の額にキスをする。
気付けば、豪雨が止んで雲の間から清らかな陽の光が差し込んでいた。
END
2025年2月4日加筆修正
葵はゆっくりと目を開け、そこが見慣れた自分の部屋だと気付いた。
ロス「気がついたかい? 葵。」
「アイオロス…?」
ロス「無事でよかったよ、葵。見つけた時は肝が冷えたけどね。」
アイオロスの大きな手が葵の頭を優しく撫でる。
小さい頃もこうやって傍にいてくれた事を思い出す。
あの頃から大好きな手、大好きなアイオロス。
だけど、自分からけして望んではいけない人…。
「ありがとう、アイオロス。もう、大丈夫だから…。お勤めに戻って?」
ロス「…なぁ、葵。俺は葵を恨んでいないし、責めようとも思わないよ。サガやカノンの罪を自分も背負うつもりなんだろう?」
優しい眼差しでアイオロスは葵を見る。
ロス「葵は他人の痛みも感じやすい子だから、きっと自分も責めを受けなくてはならないという念に縛られているのだろう? でも、もういいんだよ。自分を責めないで。」
彼の優しい声が葵の心に染み込んでいく。
ロス「葵、そんな優しい君だから…俺は君を好きになったんだよ。」
「え…?」
ロス「俺が君が好きだ、心の底から恋している。」
「でも、私は…。」
ゆらりとベッドから体を起こす葵をアイオロスは優しく抱きとめる。
ロス「好きだよ、葵。誰よりも君を愛しく想う…。」
「ふぇ…、アイオロスっ…///!」
葵は涙を流しだす。
「好きなの、アイオロスが…! 小さい頃からずっと、ずっと…! でも、サガ兄さんが貴方を討ってしまったから…。だから、私は貴方と向き合えなくて!」
ロス「もういいんだ…。これからは俺と向き合ってほしいんだ。」
「はぃ、アイオロス…。」
ロス「愛しているよ、かわいい葵…。」
アイオロスはそっと彼女の額にキスをする。
気付けば、豪雨が止んで雲の間から清らかな陽の光が差し込んでいた。
END
2025年2月4日加筆修正
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