恋する英雄
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★後編★
葵への気持ちを自覚したアイオロスは、最初のステップとしてサガとカノンに話をする事にした。
彼らの葵への愛情は並々ならぬものがあり、気持ちが通じあえても彼らの反対があれば何の意味もない。
2人が執務の休憩中に声をかけ、アイオロスは中庭のベンチまで彼らを誘った。
ロス「すまないな、休憩なのに。」
カノン「かまわんさ。たまには表の空気を吸わないと肺がカビる。」
サガ「そうだな、太陽の光もたまには思う存分浴びたい。で、何かあったのかアイオロス?」
ロス「あれこれ考えたけど、単刀直入に言うよ。俺は葵の気持ちを受け入れようと思っている。」
その言葉に、サガ達はきょとんとなる。
サガ「葵の気持ちを…。では、アイオロス。お前も?」
ロス「あぁ、気付くのがあまりに遅かったが…自覚できたよ。シュラ達のアドバイスを受けてね。」
カノン「あ~、何日か前にアイツ等と稽古してたな。3人ともボロカスになってたけど、その時か。」
ロス「うん。葵の昔と変わらない優しい心根、柔らかな笑顔、そして…俺への想い。その全てが愛しい。」
そう言うアイオロスの表情こそ、柔らかな微笑を浮かべている。
ロス「葵とはちゃんと話をしようと思っているんだ。その前に、家族であるお前達にも話をしておこうと思ってな。」
カノン「ふっ、律儀な事だな。だが、それでこそアイオロスだ。俺達に反対されれば、葵だって心を開ききる事はできないと思っているんだろう?」
ロス「あぁ。」
サガ「アイオロスへの願いは、葵が幸せになってくれる事だけだ。あの子を…頼む。幸せにしてやってくれ。」
カノン「頼んだぞ、アイオロス。けして葵を泣かしてくれるな。」
サガとカノンは拳で軽くアイオロスの胸を小突く。
アイオロスはその手を優しく握り返し、迷いのない瞳で彼らに答えた。
ロス「俺の名にかけて、誓おう…!」
葵への気持ちを自覚したアイオロスは、最初のステップとしてサガとカノンに話をする事にした。
彼らの葵への愛情は並々ならぬものがあり、気持ちが通じあえても彼らの反対があれば何の意味もない。
2人が執務の休憩中に声をかけ、アイオロスは中庭のベンチまで彼らを誘った。
ロス「すまないな、休憩なのに。」
カノン「かまわんさ。たまには表の空気を吸わないと肺がカビる。」
サガ「そうだな、太陽の光もたまには思う存分浴びたい。で、何かあったのかアイオロス?」
ロス「あれこれ考えたけど、単刀直入に言うよ。俺は葵の気持ちを受け入れようと思っている。」
その言葉に、サガ達はきょとんとなる。
サガ「葵の気持ちを…。では、アイオロス。お前も?」
ロス「あぁ、気付くのがあまりに遅かったが…自覚できたよ。シュラ達のアドバイスを受けてね。」
カノン「あ~、何日か前にアイツ等と稽古してたな。3人ともボロカスになってたけど、その時か。」
ロス「うん。葵の昔と変わらない優しい心根、柔らかな笑顔、そして…俺への想い。その全てが愛しい。」
そう言うアイオロスの表情こそ、柔らかな微笑を浮かべている。
ロス「葵とはちゃんと話をしようと思っているんだ。その前に、家族であるお前達にも話をしておこうと思ってな。」
カノン「ふっ、律儀な事だな。だが、それでこそアイオロスだ。俺達に反対されれば、葵だって心を開ききる事はできないと思っているんだろう?」
ロス「あぁ。」
サガ「アイオロスへの願いは、葵が幸せになってくれる事だけだ。あの子を…頼む。幸せにしてやってくれ。」
カノン「頼んだぞ、アイオロス。けして葵を泣かしてくれるな。」
サガとカノンは拳で軽くアイオロスの胸を小突く。
アイオロスはその手を優しく握り返し、迷いのない瞳で彼らに答えた。
ロス「俺の名にかけて、誓おう…!」