春の女神と始まりの詩
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「あの、どうか立って下さい…。私、その言葉だけで充分ですから。」
葵はシオンの前に膝をついた。
シオン「女神の御身が膝を付かれるなど、滅相もありませぬ!」
「私は、確かに春を司る女神ペルセフォネです。でも、自分でも神様だっていう自覚があまりないんです。ペルセフォネの力に目覚めて間もないって言われればそれまでですけど、そんなに他人行儀にされると、私…何だか悲しいです。」
サガ「…葵嬢、貴女は。」
「それに、聖闘士の皆さんがハーデスに良い気持ちを持っていないのも、分かります。今まで、何度も何度も聖戦を繰り返してきたんだもの。私が聖戦を止めようと思ったら、止められたかもしれないもの…。私、ハーデスの奥さんなのに、何もできなかった…。ごめんなさい…。」
葵はグスグスと泣き出してしまった。
沙織は困った事と言いながら、葵の傍に跪く。
沙織「葵、それは仕方がない事なのです。私も、ハーデスも、ここにいる皆も貴女のせいだとは思っていませんよ。だから、泣き止みなさい。」
「お姉ちゃん~…。」
沙織「黄金聖闘士の皆さんも聞きましたね? 葵は貴方達のしてきた事を責めたりしません。だから、これからは…どうか葵の事も大事にしてあげてくださいね?」
黄金「「御意!」」
星矢「…一件落着、だな。」
ほっとした空気が流れてくると、葵は急に思い出した。
「お姉ちゃん、私行きたい場所があるの! 今まで、行っちゃいけませんって言われた場所なんだけど、行ってもいい?」
沙織「まぁ、どこでしょう?」
「…聖闘士さん達のお墓。」
全員「「聖闘士の墓!?」」
葵はシオンの前に膝をついた。
シオン「女神の御身が膝を付かれるなど、滅相もありませぬ!」
「私は、確かに春を司る女神ペルセフォネです。でも、自分でも神様だっていう自覚があまりないんです。ペルセフォネの力に目覚めて間もないって言われればそれまでですけど、そんなに他人行儀にされると、私…何だか悲しいです。」
サガ「…葵嬢、貴女は。」
「それに、聖闘士の皆さんがハーデスに良い気持ちを持っていないのも、分かります。今まで、何度も何度も聖戦を繰り返してきたんだもの。私が聖戦を止めようと思ったら、止められたかもしれないもの…。私、ハーデスの奥さんなのに、何もできなかった…。ごめんなさい…。」
葵はグスグスと泣き出してしまった。
沙織は困った事と言いながら、葵の傍に跪く。
沙織「葵、それは仕方がない事なのです。私も、ハーデスも、ここにいる皆も貴女のせいだとは思っていませんよ。だから、泣き止みなさい。」
「お姉ちゃん~…。」
沙織「黄金聖闘士の皆さんも聞きましたね? 葵は貴方達のしてきた事を責めたりしません。だから、これからは…どうか葵の事も大事にしてあげてくださいね?」
黄金「「御意!」」
星矢「…一件落着、だな。」
ほっとした空気が流れてくると、葵は急に思い出した。
「お姉ちゃん、私行きたい場所があるの! 今まで、行っちゃいけませんって言われた場所なんだけど、行ってもいい?」
沙織「まぁ、どこでしょう?」
「…聖闘士さん達のお墓。」
全員「「聖闘士の墓!?」」