春の女神と始まりの詩
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翌朝、聖域での朝謁での事。
シオン「恐れながらアテナ、我らからアテナにお願いしたき議がございますれば。」
沙織「お願い? 何でしょうか。」
沙織の問いかけに、シオン以下黄金聖闘士全員が跪いた。
シオン「アテナ。我ら黄金の過ち、その償いをさせては頂けませぬか。」
沙織「…それは、葵の事でしょうか?」
シオン「御意。葵嬢を…聖域へ戻しては頂けませぬか。」
沙織「あの子は、ようやく日本で本来の明るさを取り戻したと辰巳からの報告にありました。それを再び、此処へ呼び戻せと仰るの?」
シオン「そうです。そして、我らは直に彼女へ謝罪をしたいのです。」
沙織「しかし…。」
サガ「我らは…、我らはあまりに浅はかでございました。彼女が何をしたというわけでもないのに、最初から何かしでかす事を前提に彼女と接しておりましたゆえ…。」
ロス「彼女に辛く当たり、深く心を傷つけた事を誠心誠意、謝罪したいのです!」
カノン「アテナ、どうか…どうかお聞き届けください!」
黄金達の意思に偽りが無い事はよくわかる。
できるなら、聖域へすぐにでも戻って欲しいと考えているのは沙織本人なのだから。
しかし、彼女が聖域に戻る事で、再び彼女が傷付かないという保証は何処にも無いのだ。
沙織にはそれが躊躇する最大の理由となっている。
?「俺は反対だね。」
そこへ、沙織でも黄金でもない声が響き渡った。
その声の主は…。
沙織「星矢!」
朝謁の場となっている教皇の間の入り口に、聖衣箱を担いだ星矢が居た。
星矢だけではなく、瞬、氷河、紫龍、一輝もいる。
沙織「星矢、貴方達はいつ聖域へ?」
星矢「今日、ついさっきね。」
沙織「葵のガードはどうしたのですか?」
瞬「邪武達に任せてきました。僕達は聖域に用がありますから。」
シオン「用件なら、後で聞こう。今は取り込んでおるから、何処かで待っておれ。」
一輝「そうはいかんな。俺達の用件も、今あんた達が話している人物に関わる事なのでな。」
沙織「葵の、事ですか?」
紫龍「そうです。…彼女が聖域で様々に無体な仕打ちを受けてきたというので、それを確かめるついでにですが。」
紫龍の言葉に、黄金達は返す言葉も無かった。
シオン「恐れながらアテナ、我らからアテナにお願いしたき議がございますれば。」
沙織「お願い? 何でしょうか。」
沙織の問いかけに、シオン以下黄金聖闘士全員が跪いた。
シオン「アテナ。我ら黄金の過ち、その償いをさせては頂けませぬか。」
沙織「…それは、葵の事でしょうか?」
シオン「御意。葵嬢を…聖域へ戻しては頂けませぬか。」
沙織「あの子は、ようやく日本で本来の明るさを取り戻したと辰巳からの報告にありました。それを再び、此処へ呼び戻せと仰るの?」
シオン「そうです。そして、我らは直に彼女へ謝罪をしたいのです。」
沙織「しかし…。」
サガ「我らは…、我らはあまりに浅はかでございました。彼女が何をしたというわけでもないのに、最初から何かしでかす事を前提に彼女と接しておりましたゆえ…。」
ロス「彼女に辛く当たり、深く心を傷つけた事を誠心誠意、謝罪したいのです!」
カノン「アテナ、どうか…どうかお聞き届けください!」
黄金達の意思に偽りが無い事はよくわかる。
できるなら、聖域へすぐにでも戻って欲しいと考えているのは沙織本人なのだから。
しかし、彼女が聖域に戻る事で、再び彼女が傷付かないという保証は何処にも無いのだ。
沙織にはそれが躊躇する最大の理由となっている。
?「俺は反対だね。」
そこへ、沙織でも黄金でもない声が響き渡った。
その声の主は…。
沙織「星矢!」
朝謁の場となっている教皇の間の入り口に、聖衣箱を担いだ星矢が居た。
星矢だけではなく、瞬、氷河、紫龍、一輝もいる。
沙織「星矢、貴方達はいつ聖域へ?」
星矢「今日、ついさっきね。」
沙織「葵のガードはどうしたのですか?」
瞬「邪武達に任せてきました。僕達は聖域に用がありますから。」
シオン「用件なら、後で聞こう。今は取り込んでおるから、何処かで待っておれ。」
一輝「そうはいかんな。俺達の用件も、今あんた達が話している人物に関わる事なのでな。」
沙織「葵の、事ですか?」
紫龍「そうです。…彼女が聖域で様々に無体な仕打ちを受けてきたというので、それを確かめるついでにですが。」
紫龍の言葉に、黄金達は返す言葉も無かった。