春の女神と始まりの詩
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リア「ミロではないか、どうしたんだ?」
教皇宮の執務に向かう途中、アイオリアは宝瓶宮の前でミロを見つけた。
確か、彼とカミュも今日の執務当番だったはず。
ミロ「アイオリア。…ほら。」
ミロの指差す方には、彼の親友がしゃがみ込んでいるのが見える。
もしや、体調でも悪いのだろうかと思った2人は近づいた。
ミロ「カミュ、どうしたのだ。」
カミュ「ミロ、アイオリア…。」
リア「具合でも悪いのか。そういえば、今日はカミュも執務当番だったな。病欠届を出しておこうか?」
カミュ「いいや、具合が悪いわけではないんだ。ただ、これを見つけてな…。」
カミュの前には、小さな花が咲いていた。
しかし、それは大いに驚くべき事である。
宝瓶宮の守護者であるカミュの属性は氷。
加えて、代々の水瓶座黄金聖闘士の小宇宙が宿る宝瓶宮周辺は、シベリアのように常に薄氷がはっている。
そこに花が咲くなど、カミュにも初めての事だった。
カミュ「この花から感じるのだ。…我らが忌み嫌った、あの少女の小宇宙を…。」
ミロとアイオリアにも、それは間違いなく感知できた。
忌み嫌い、冷たくあしらっていたあの少女から常に感じていた、陽だまりの様な暖かな小宇宙を。
3人の心の中に、あのあどけない笑顔が浮かび…消えた。
そこに残ったのは、締め付けられるような胸の痛みだけ…。
教皇宮の執務に向かう途中、アイオリアは宝瓶宮の前でミロを見つけた。
確か、彼とカミュも今日の執務当番だったはず。
ミロ「アイオリア。…ほら。」
ミロの指差す方には、彼の親友がしゃがみ込んでいるのが見える。
もしや、体調でも悪いのだろうかと思った2人は近づいた。
ミロ「カミュ、どうしたのだ。」
カミュ「ミロ、アイオリア…。」
リア「具合でも悪いのか。そういえば、今日はカミュも執務当番だったな。病欠届を出しておこうか?」
カミュ「いいや、具合が悪いわけではないんだ。ただ、これを見つけてな…。」
カミュの前には、小さな花が咲いていた。
しかし、それは大いに驚くべき事である。
宝瓶宮の守護者であるカミュの属性は氷。
加えて、代々の水瓶座黄金聖闘士の小宇宙が宿る宝瓶宮周辺は、シベリアのように常に薄氷がはっている。
そこに花が咲くなど、カミュにも初めての事だった。
カミュ「この花から感じるのだ。…我らが忌み嫌った、あの少女の小宇宙を…。」
ミロとアイオリアにも、それは間違いなく感知できた。
忌み嫌い、冷たくあしらっていたあの少女から常に感じていた、陽だまりの様な暖かな小宇宙を。
3人の心の中に、あのあどけない笑顔が浮かび…消えた。
そこに残ったのは、締め付けられるような胸の痛みだけ…。