カノン「相手は１人とはいえ、あのクロノスだ。皆、何としてでも己が主を守りぬけ。」

サガ「お前に諭されるまでも無い。アテナとペルセフォネ…いや、葵は必ず守りぬく。」

アイコ「お前達だけに格好つけさせないよ。大体、ペルセフォネ様はハーデス様のお后なんだからな。」


闘士達は己が主とペルセフォネを守ろうと反撃に打って出ようとした。

しかし、それをペルセフォネが止めた。


《クロノスの相手は私がする。》

沙織「な、何を言うのですか、ペルセフォネ。」

海皇「そうだ。相手はクロノスなのだぞ！　いくらお前でも１人だけでは。」

《クロノス復活は、元を正せば私が招いた事だから。だから、私が責任を持つ。》


地面に落ちていた大鎌を手にし、心配そうに自分を見つめるハーデスへ微笑みを持って応え、結界の外へ出た。


クロ《お前１人だけで私に勝てるとでも？》

《やってみなくちゃわからないでしょ？》

クロ《フフっ、我が孫娘殿は意地を張る…。》

《…いくよ！》


ペルセフォネは大鎌を構えると同時に、クロノスへ一直線に向かっていく。

すぐさま大鎌へ小宇宙を込め、あの黒い小宇宙の刃で攻撃を仕掛ける。


クロ《最初から戦闘能力全開か…。まぁ、よかろう。》


クロノスの手が翻ると彼の前に防御壁が発生して、黒い刃の威力を打ち消す。


クロ《なかなかの攻撃だった。ほら、礼を受け取れ！》


次はクロノスから攻撃が放たれるが、ペルセフォネは黒い刃をそれに打ち込んで相殺させた。