春の女神と女神の秘密
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第2話「太陽と大地の薬。」
沙織「葵、葵?」
沙織は教皇宮をくまなく探したが、葵は見つからない。
最初こそすぐに見つかるとたかをくくっていたが、焦りは募るばかり。
沙織「こうなれば、アレを発動するしかありませんわね。」
アレとは、名づけて『特大音量小宇宙通信・黄金聖闘士宛』という、いやに長ったらしい通信の事だ。
だが、これが過去発動されたのは葵関連の事ばかり。
『葵がどんな感じで起きた』とか、『葵の昨日の夜着は』とか、実に葵まみれの関連事項でしか使われていない。
この通信を行うと、獅子宮や宝瓶宮から微かな小宇宙の揺れを感じるのだが、沙織の気にするところではない。
(あわれ、黄金の獅子と水と氷の魔術師;)
さて、沙織は小宇宙のチャンネルを黄金たち全員に合わせ、接続する。
そして、あらんばかりの大音量で語りかけた。
沙織『目覚めなさい、黄金聖闘士たち!!! 一大事です、早急に教皇宮へおいでなさい!!』
この通信が送られた直後、双児宮と巨蟹宮で小宇宙が乱れて苦情の小宇宙通信が送られたが、沙織はことごとくシカトした。
彼らのクレームなど葵の前では無力だ。
数分後、教皇の間には黄金たちが聖衣や法衣をまとって勢揃いしていた。
沙織もとりあえず服を着替え、黄金の杖を手にして玉座に着席した。
何やら、カノンとデスマスクの顔にバンソウコウが張られているようだが、そんな事どうでもいい。
沙織「私の力だけではどうにもなりません。皆さんにも協力を仰ぎたいのです。」
シオン「アテナ、一体何があったのですか?」
沙織「今朝、葵を起こしにあの子の部屋へ行ったのです。ですが、部屋にあの子の姿は無くて、教皇宮の中にも居ないのです。」
ムウ「それはおかしいですね。昨日は冥界へ泊まるのだと言っておりませんでしたか?」
沙織「それが、帰ってきたのです。それから様子がおかしかったのですが、無理に聞き出す事も可哀想だと思い、今朝までソッとしておいたのです。」
沙織「葵、葵?」
沙織は教皇宮をくまなく探したが、葵は見つからない。
最初こそすぐに見つかるとたかをくくっていたが、焦りは募るばかり。
沙織「こうなれば、アレを発動するしかありませんわね。」
アレとは、名づけて『特大音量小宇宙通信・黄金聖闘士宛』という、いやに長ったらしい通信の事だ。
だが、これが過去発動されたのは葵関連の事ばかり。
『葵がどんな感じで起きた』とか、『葵の昨日の夜着は』とか、実に葵まみれの関連事項でしか使われていない。
この通信を行うと、獅子宮や宝瓶宮から微かな小宇宙の揺れを感じるのだが、沙織の気にするところではない。
(あわれ、黄金の獅子と水と氷の魔術師;)
さて、沙織は小宇宙のチャンネルを黄金たち全員に合わせ、接続する。
そして、あらんばかりの大音量で語りかけた。
沙織『目覚めなさい、黄金聖闘士たち!!! 一大事です、早急に教皇宮へおいでなさい!!』
この通信が送られた直後、双児宮と巨蟹宮で小宇宙が乱れて苦情の小宇宙通信が送られたが、沙織はことごとくシカトした。
彼らのクレームなど葵の前では無力だ。
数分後、教皇の間には黄金たちが聖衣や法衣をまとって勢揃いしていた。
沙織もとりあえず服を着替え、黄金の杖を手にして玉座に着席した。
何やら、カノンとデスマスクの顔にバンソウコウが張られているようだが、そんな事どうでもいい。
沙織「私の力だけではどうにもなりません。皆さんにも協力を仰ぎたいのです。」
シオン「アテナ、一体何があったのですか?」
沙織「今朝、葵を起こしにあの子の部屋へ行ったのです。ですが、部屋にあの子の姿は無くて、教皇宮の中にも居ないのです。」
ムウ「それはおかしいですね。昨日は冥界へ泊まるのだと言っておりませんでしたか?」
沙織「それが、帰ってきたのです。それから様子がおかしかったのですが、無理に聞き出す事も可哀想だと思い、今朝までソッとしておいたのです。」