春の女神と女神の秘密
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ハーデスが激しく後悔しているのを見て、沙織も少し溜飲が下がる気持ちになった。
沙織「で、その女性はどなたです? 葵が知らないとなれば、エリシオンのニンフではないのでしょう?」
冥王「…彼女はミントの精でメンテと言う。」
沙織「ミントの精?」
冥王「たまたま、天界からの使いでエリシオンにやってきたのだ。彼女から…ペルセフォネに似た清々しい香りがしたものだから…。ついつい、必要以上に話をしてしまったのだ。」
苦笑いしているハーデスに比べ、沙織は少し引いていた。
この男、ロリコン、根暗に加えて匂いフェチなのかと。
しかし、ここで怯んでは戦女神の名が廃る。
気合を入れた沙織は、ハーデスに再び説教を始める。
沙織「いくらメンテと葵の匂いが似ているからといって、話に夢中になり、葵が同じ空間に居た事すら気付けなかったのですか? いえ、それだけではありません。匂いが似ているなんて、貴方変態ですか、フェチですか、匂いフェチなんですか!?」
冥王「す、すまぬ…;」
姪に激しく説教されている叔父の姿というのはなかなか笑えるものだが、本人達は至って真面目である。
証拠に、ハーデスが纏う小宇宙が更にドンヨリと落ち込んでしまい、彼の美しい肉体からキノコかカビが生えてきそうな感じだ。
沙織「…葵がまだ子供だから、本当の意味で正妃として迎え入れられない事の歯痒さはわかります。それを長い間我慢してきた忍耐は、我が父にもない程。それには賞賛を持って褒め称えたい気持ちはありますけど…。もう、ペルセフォネからメンテへ心変わりなされたのですか?」
冥王「そんな訳がなかろう!!! ありえぬ、例えゼウスが他の妃を余に宛がおうとも、絶対にありえぬ!!」
ハーデスはプチッと飛んでしまうのではと思うくらい、己が首を振る。
その言葉に安堵した沙織は、ハーデスを葵の部屋に行くように促した。
冥王「しかし、また拒絶などされたら…。」
沙織「何時までジメジメウジウジしているおつもり!? さっき、私に話した事全てをあの子に話しておやりなさい。」
沙織は小宇宙を込めて、ハーデスを蹴り飛ばした。
沙織「で、その女性はどなたです? 葵が知らないとなれば、エリシオンのニンフではないのでしょう?」
冥王「…彼女はミントの精でメンテと言う。」
沙織「ミントの精?」
冥王「たまたま、天界からの使いでエリシオンにやってきたのだ。彼女から…ペルセフォネに似た清々しい香りがしたものだから…。ついつい、必要以上に話をしてしまったのだ。」
苦笑いしているハーデスに比べ、沙織は少し引いていた。
この男、ロリコン、根暗に加えて匂いフェチなのかと。
しかし、ここで怯んでは戦女神の名が廃る。
気合を入れた沙織は、ハーデスに再び説教を始める。
沙織「いくらメンテと葵の匂いが似ているからといって、話に夢中になり、葵が同じ空間に居た事すら気付けなかったのですか? いえ、それだけではありません。匂いが似ているなんて、貴方変態ですか、フェチですか、匂いフェチなんですか!?」
冥王「す、すまぬ…;」
姪に激しく説教されている叔父の姿というのはなかなか笑えるものだが、本人達は至って真面目である。
証拠に、ハーデスが纏う小宇宙が更にドンヨリと落ち込んでしまい、彼の美しい肉体からキノコかカビが生えてきそうな感じだ。
沙織「…葵がまだ子供だから、本当の意味で正妃として迎え入れられない事の歯痒さはわかります。それを長い間我慢してきた忍耐は、我が父にもない程。それには賞賛を持って褒め称えたい気持ちはありますけど…。もう、ペルセフォネからメンテへ心変わりなされたのですか?」
冥王「そんな訳がなかろう!!! ありえぬ、例えゼウスが他の妃を余に宛がおうとも、絶対にありえぬ!!」
ハーデスはプチッと飛んでしまうのではと思うくらい、己が首を振る。
その言葉に安堵した沙織は、ハーデスを葵の部屋に行くように促した。
冥王「しかし、また拒絶などされたら…。」
沙織「何時までジメジメウジウジしているおつもり!? さっき、私に話した事全てをあの子に話しておやりなさい。」
沙織は小宇宙を込めて、ハーデスを蹴り飛ばした。