春の女神と女神の秘密
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「ここ、何処?」
葵は暗い暗い空間にポツンと立ち尽くしていた。
いや、自分が確かにこの場に居る事すら不安になるような不可思議な空間。
「私、いつの間にか眠っちゃったの?」
先ほどまでは青銅の5人と一緒におしゃべりをしていた。
夢か現か判断しかねる状態だが、周りを見渡しても虚無に近い空間には違いなかった。
その虚無の闇に自分も飲み込まれそうに思いつつ、葵はあても無く歩き出した。
「ちゃんと、歩けてる。」
足元は、まるで地面が見えない。
歩いているのか、浮いているのかわからなかったが、足の裏に感じるのは間違いなく地面の感触。
「冥界にも、こんな真っ暗な場所は無かったのに…。やっぱり、夢なの?」
先ほどから歩いてはいるが、それが前進しているのかすら定かではない。
後ろに向かっているかもしれない、横に歩いているかもしれない。
全ての方向感覚が丸ごともっていかれた感じがした。
「グスッ…。怖いよぅ……。」
葵は元来怖がりで泣き虫なところもある。
「お姉ちゃん、何処に居るの? 1人は嫌だよぉ……。」
聖域、海界、冥界、天界にある時は、いつだって誰かが傍に居てくれた。
それがこんな所で1人になってしまえば、人恋しくなるのも無理も無いのだ。
しかし、地獄に仏なのだろうか。
闇の世界に白い光が見えてきた。
そして、葵が大好きな花々の甘い匂いもする。
葵は救いを求めてその光へ歩を進めた。
葵は暗い暗い空間にポツンと立ち尽くしていた。
いや、自分が確かにこの場に居る事すら不安になるような不可思議な空間。
「私、いつの間にか眠っちゃったの?」
先ほどまでは青銅の5人と一緒におしゃべりをしていた。
夢か現か判断しかねる状態だが、周りを見渡しても虚無に近い空間には違いなかった。
その虚無の闇に自分も飲み込まれそうに思いつつ、葵はあても無く歩き出した。
「ちゃんと、歩けてる。」
足元は、まるで地面が見えない。
歩いているのか、浮いているのかわからなかったが、足の裏に感じるのは間違いなく地面の感触。
「冥界にも、こんな真っ暗な場所は無かったのに…。やっぱり、夢なの?」
先ほどから歩いてはいるが、それが前進しているのかすら定かではない。
後ろに向かっているかもしれない、横に歩いているかもしれない。
全ての方向感覚が丸ごともっていかれた感じがした。
「グスッ…。怖いよぅ……。」
葵は元来怖がりで泣き虫なところもある。
「お姉ちゃん、何処に居るの? 1人は嫌だよぉ……。」
聖域、海界、冥界、天界にある時は、いつだって誰かが傍に居てくれた。
それがこんな所で1人になってしまえば、人恋しくなるのも無理も無いのだ。
しかし、地獄に仏なのだろうか。
闇の世界に白い光が見えてきた。
そして、葵が大好きな花々の甘い匂いもする。
葵は救いを求めてその光へ歩を進めた。