春の女神と女神の秘密
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沙織は一輝を伴って葵の部屋に向かった。
瞬「お嬢さん、兄さん。お話は終わったんですか?」
一輝「あぁ、お前たちにも話しておく。葵は着替えるそうだから、お嬢さんと2人にしてやれ。」
星矢「そっか。じゃあな、葵。」
「あぃ。」
葵は小さな手を振り返し、5人を見送った。
沙織(こんなにも愛らしくて、清らかで、優しい葵にあんな悲しい宿命があったなんて…。)
沙織は葵をギュッと抱きしめた。
「おねーたん?」
沙織「あ、ごめんなさいね?」
「なにかあったの? 葵にできることはない?」
沙織「いいえ、何も無いのよ? あのね、先ほど海界と冥界からご連絡があったのです。ポセイドンとハーデス、双子神が聖域に来るそうですよ?」
「え?」
沙織「何でも、執務がはかどり、たまには聖域で骨休みをしたいと仰せですわ。」
「そうなの? 4にんともあそびにくるんだね。葵、とってもたのしみだよ?」
沙織「えぇ。」
沙織は気付かなかった。
葵が一瞬、とても悲しそうな表情をした事に。
それが、ハーデスの事が関係しているのだと知らずに。
それと同時刻、青銅たちは自分たちに割り振られた宿泊部屋に向かい、長兄の一輝から事の全てを聞いていた。
紫龍「それは本当なのか、一輝!?」
氷河「そんな、葵がティタンを復活させる鍵だと?」
瞬「死の能力を持っているなんて、信じられないよ! あの優しい葵が、どうして。」
星矢「何かの間違いだろ!? なぁ!?」
一輝「本当の事だ。アベルが降臨したのが気まぐれだと思うか? 事が事だけにオリンポスも苦渋の決断を余儀なくされる可能性が大きい。」
星矢「それって、葵を殺すって事か!?」
氷河「星矢、声が大きい。葵に聞こえる。」
星矢「だって、だってよ…。こんなのって、アリかよ? あの葵を手にかけるなんて、俺には出来ねぇよ!!」
遥か神話の時代の暗雲は、今まさに聖域を覆い隠そうとしていた。
聖域の光である葵を巡り、聖域、海界、冥界、天界は流転し始めた。
どんな結果が待ち受けているのか、それだけは誰にもわからない---。
~続く~
瞬「お嬢さん、兄さん。お話は終わったんですか?」
一輝「あぁ、お前たちにも話しておく。葵は着替えるそうだから、お嬢さんと2人にしてやれ。」
星矢「そっか。じゃあな、葵。」
「あぃ。」
葵は小さな手を振り返し、5人を見送った。
沙織(こんなにも愛らしくて、清らかで、優しい葵にあんな悲しい宿命があったなんて…。)
沙織は葵をギュッと抱きしめた。
「おねーたん?」
沙織「あ、ごめんなさいね?」
「なにかあったの? 葵にできることはない?」
沙織「いいえ、何も無いのよ? あのね、先ほど海界と冥界からご連絡があったのです。ポセイドンとハーデス、双子神が聖域に来るそうですよ?」
「え?」
沙織「何でも、執務がはかどり、たまには聖域で骨休みをしたいと仰せですわ。」
「そうなの? 4にんともあそびにくるんだね。葵、とってもたのしみだよ?」
沙織「えぇ。」
沙織は気付かなかった。
葵が一瞬、とても悲しそうな表情をした事に。
それが、ハーデスの事が関係しているのだと知らずに。
それと同時刻、青銅たちは自分たちに割り振られた宿泊部屋に向かい、長兄の一輝から事の全てを聞いていた。
紫龍「それは本当なのか、一輝!?」
氷河「そんな、葵がティタンを復活させる鍵だと?」
瞬「死の能力を持っているなんて、信じられないよ! あの優しい葵が、どうして。」
星矢「何かの間違いだろ!? なぁ!?」
一輝「本当の事だ。アベルが降臨したのが気まぐれだと思うか? 事が事だけにオリンポスも苦渋の決断を余儀なくされる可能性が大きい。」
星矢「それって、葵を殺すって事か!?」
氷河「星矢、声が大きい。葵に聞こえる。」
星矢「だって、だってよ…。こんなのって、アリかよ? あの葵を手にかけるなんて、俺には出来ねぇよ!!」
遥か神話の時代の暗雲は、今まさに聖域を覆い隠そうとしていた。
聖域の光である葵を巡り、聖域、海界、冥界、天界は流転し始めた。
どんな結果が待ち受けているのか、それだけは誰にもわからない---。
~続く~