春の女神と女神の秘密
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次の朝、皆から酒はすっかり抜けていた。
海界と冥界の者達は名残惜しげに自分達の世界に戻っていった。
葵もまた行くからねと約束をして、彼らと別れる。
聖域はいつものように執務や任務に励む聖闘士たちの姿があり、ペルセフォネが生還した報せに身分問わず皆が喜んで仕事に精を出している。
葵も一晩眠ってからというもの、小宇宙も大分戻ってきた。
幼児化してから怠っていた聖域でのお役目、弱っている動物や植物達に自分の小宇宙を分け与え、元気にするというお役目をこなしている。
歩いていれば周りに小鳥達が集い、肩に止まり、おしゃべりするように鳴いている。
お役目を終えて教皇宮へ戻ると、沙織が自らお茶の用意をしていた。
「お姉ちゃん。」
沙織「あら、葵。お役目が終わったの?」
「うん。」
沙織「では、お茶にしましょう。たまには2人でおしゃべりしながらお茶をしましょう?」
「はぁい。」
そして、2人は楽しいおしゃべりに花を咲かせながらお茶の時間を過ごす。
ふと視線を外にやれば、恋人だろうか、2羽の鳥が仲良さそうに飛んでいる。
「お姉ちゃん。」
沙織「何ですか?」
「…平和だね。」
沙織「そうですね…。」
「いつまでも、こんな日が続くように私も頑張るね。」
沙織「まぁ…。頼りにしていますからね? 葵。」
「うん。」
こうして、春の女神は戻ってきた。
再び、地上、海界、冥界、天界がずっと仲良くなるように頑張ろうと心に誓って---。
END
2024年8月24日加筆修正
海界と冥界の者達は名残惜しげに自分達の世界に戻っていった。
葵もまた行くからねと約束をして、彼らと別れる。
聖域はいつものように執務や任務に励む聖闘士たちの姿があり、ペルセフォネが生還した報せに身分問わず皆が喜んで仕事に精を出している。
葵も一晩眠ってからというもの、小宇宙も大分戻ってきた。
幼児化してから怠っていた聖域でのお役目、弱っている動物や植物達に自分の小宇宙を分け与え、元気にするというお役目をこなしている。
歩いていれば周りに小鳥達が集い、肩に止まり、おしゃべりするように鳴いている。
お役目を終えて教皇宮へ戻ると、沙織が自らお茶の用意をしていた。
「お姉ちゃん。」
沙織「あら、葵。お役目が終わったの?」
「うん。」
沙織「では、お茶にしましょう。たまには2人でおしゃべりしながらお茶をしましょう?」
「はぁい。」
そして、2人は楽しいおしゃべりに花を咲かせながらお茶の時間を過ごす。
ふと視線を外にやれば、恋人だろうか、2羽の鳥が仲良さそうに飛んでいる。
「お姉ちゃん。」
沙織「何ですか?」
「…平和だね。」
沙織「そうですね…。」
「いつまでも、こんな日が続くように私も頑張るね。」
沙織「まぁ…。頼りにしていますからね? 葵。」
「うん。」
こうして、春の女神は戻ってきた。
再び、地上、海界、冥界、天界がずっと仲良くなるように頑張ろうと心に誓って---。
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2024年8月24日加筆修正
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