春の女神と記憶の旅
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沙織「葵? 葵!!!」
沙織たちが見つけたのは、崖下でグッタリと倒れている葵だった。
葵の周りには、聖域の森に住む動物たちが彼女を守るように囲んでいた。
シオン「崖崩れに巻き込まれたのか!」
沙織が葵の傍に駆け寄ると、動物たちは道を開けて森に帰っていく。
沙織「葵、しっかりなさい! 葵!?」
沙織が呼びかければいつも笑顔で返事をしてくれるのに、葵は全く動かない。
黄金聖闘士の中で最も医学に心得のあるムウと童虎が傍へ寄り、葵の容態を見る。
ムウ「大丈夫です、外傷もほとんど見受けられません。」
童虎「内部にも異常ありませんぞ。それに、今葵の周りを包んでいる小宇宙…。とっさに己の小宇宙を解放し、それに呼応した植物たちがクッションになってくれたのでしょう。」
落ちた場所から地面まではいくつかの木々が植わっており、それが衝撃を食い止めたのだ。
そうでなければ、このか弱い葵の肉体は無事であるはずが無い。
沙織「とにかく、葵を部屋へ運んでください! 治療にあたります!」
沙織はこれまでに無いくらい取り乱している。
黄金聖闘士たちは葵を静かに彼女の自室へと運んだ。
沙織「葵、葵…?」
沙織は葵の手をしっかりと握り締め、小宇宙を送って目覚めを促す。
しかし、葵はうんともすんとも言わない。
リア「ムウ、本当に何処にも異常がなかったのか?」
ムウ「えぇ。外傷も軽い擦り傷程度、骨や内臓に異常はありません。」
デス「小宇宙には微弱な乱れこそあるが、それ以外は健康そのものって感じだな。」
アル「では、何故葵は目覚めぬ?」
カミュ「落ちる際に、相当怖い思いをしたのだろう。気を失っているんだ。」
ミロ「神とはいえ、生身の人間。しかも、まだ十代初めの少女なんだし。」
シュラ「サターンの騒動からも、そう時間がたっていない。心因的なものの可能性が大きいな。」
サガ「アテナ。念の為に、外界の医師にも診せてはいかがでしょう? 異常が無ければそれに越した事はございませんが…。」
沙織「そうですね。アテネにあるグラード財団の病院で一度診察してもらいましょう。」
ムウたちの診察を疑うのではなく、葵が本当に無事なのだという確証を少しでも得たいのだから。
沙織はすぐさま用意をして、葵を病院へ連れて行った。
沙織たちが見つけたのは、崖下でグッタリと倒れている葵だった。
葵の周りには、聖域の森に住む動物たちが彼女を守るように囲んでいた。
シオン「崖崩れに巻き込まれたのか!」
沙織が葵の傍に駆け寄ると、動物たちは道を開けて森に帰っていく。
沙織「葵、しっかりなさい! 葵!?」
沙織が呼びかければいつも笑顔で返事をしてくれるのに、葵は全く動かない。
黄金聖闘士の中で最も医学に心得のあるムウと童虎が傍へ寄り、葵の容態を見る。
ムウ「大丈夫です、外傷もほとんど見受けられません。」
童虎「内部にも異常ありませんぞ。それに、今葵の周りを包んでいる小宇宙…。とっさに己の小宇宙を解放し、それに呼応した植物たちがクッションになってくれたのでしょう。」
落ちた場所から地面まではいくつかの木々が植わっており、それが衝撃を食い止めたのだ。
そうでなければ、このか弱い葵の肉体は無事であるはずが無い。
沙織「とにかく、葵を部屋へ運んでください! 治療にあたります!」
沙織はこれまでに無いくらい取り乱している。
黄金聖闘士たちは葵を静かに彼女の自室へと運んだ。
沙織「葵、葵…?」
沙織は葵の手をしっかりと握り締め、小宇宙を送って目覚めを促す。
しかし、葵はうんともすんとも言わない。
リア「ムウ、本当に何処にも異常がなかったのか?」
ムウ「えぇ。外傷も軽い擦り傷程度、骨や内臓に異常はありません。」
デス「小宇宙には微弱な乱れこそあるが、それ以外は健康そのものって感じだな。」
アル「では、何故葵は目覚めぬ?」
カミュ「落ちる際に、相当怖い思いをしたのだろう。気を失っているんだ。」
ミロ「神とはいえ、生身の人間。しかも、まだ十代初めの少女なんだし。」
シュラ「サターンの騒動からも、そう時間がたっていない。心因的なものの可能性が大きいな。」
サガ「アテナ。念の為に、外界の医師にも診せてはいかがでしょう? 異常が無ければそれに越した事はございませんが…。」
沙織「そうですね。アテネにあるグラード財団の病院で一度診察してもらいましょう。」
ムウたちの診察を疑うのではなく、葵が本当に無事なのだという確証を少しでも得たいのだから。
沙織はすぐさま用意をして、葵を病院へ連れて行った。