春の女神と記憶の旅
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「ここ、お花がいっぱい…。」
翌日、葵がまず連れて行かれたのはメインブレドウィナ。
海界の大黒柱たる場所には、海の底に関わらず珊瑚ではなくて花々が咲き乱れていた。
カミュとミロは初めて目にするが、その美しさに目を奪われた。
カミュ「これはまた、なんという美しい風景だろう…。」
ミロ「あぁ。海の底に、こんなにもたくさんの花が咲き乱れているなんて。」
ソレ「これも全て、葵だから成せる事ですよ。」
「私だから?」
テテ「えぇ。海界には花が自生しておりません。それをお聞きになったペルセフォネ様がそのお力で花をここへ咲かせてくれたのです。地上にも冥界にも花が咲き乱れるというのに、海界だけ咲かないのは可哀想だと言って。」
今の葵には何の話かわからない。
葵は花に触れ、花に止まっていた蝶々を見る。
「蝶々も、私が?」
アイザ「そうですよ。地上で鳥や他の虫に襲われていた蝶々を海界へ連れてきたのも貴女です。傷を負い、息絶えそうな蝶々や他の虫たちを小宇宙で癒し、ここに住まわせて下さったのです。」
見れば、海の中では生きているはずの無い虫たちもたくさんいる。
ミロ「葵は優しい子だ。聖域でも傷ついた動物や植物を見るとすぐに自分の小宇宙で癒す。」
カミュ「貴女の力で、どれほどの者が救われたか…。心荒んだ者たちに優しさを分け与えてくれたか。貴女には感謝してもしきれない。」
葵の指先に、ひときわ大きな蝶々がとまる。
「ごめんね。私、貴方の事覚えていないの…。ごめんね。」
葵が悲しそうに蝶々に謝ると、蝶々はヒラヒラと花の方へ飛んでいってしまった。
その蝶々を驚いたように見る葵。
カノン「どうかしたのか、葵?」
「今、蝶々の声が聞こえたの。大丈夫だよって。空耳なのかな…?」
翌日、葵がまず連れて行かれたのはメインブレドウィナ。
海界の大黒柱たる場所には、海の底に関わらず珊瑚ではなくて花々が咲き乱れていた。
カミュとミロは初めて目にするが、その美しさに目を奪われた。
カミュ「これはまた、なんという美しい風景だろう…。」
ミロ「あぁ。海の底に、こんなにもたくさんの花が咲き乱れているなんて。」
ソレ「これも全て、葵だから成せる事ですよ。」
「私だから?」
テテ「えぇ。海界には花が自生しておりません。それをお聞きになったペルセフォネ様がそのお力で花をここへ咲かせてくれたのです。地上にも冥界にも花が咲き乱れるというのに、海界だけ咲かないのは可哀想だと言って。」
今の葵には何の話かわからない。
葵は花に触れ、花に止まっていた蝶々を見る。
「蝶々も、私が?」
アイザ「そうですよ。地上で鳥や他の虫に襲われていた蝶々を海界へ連れてきたのも貴女です。傷を負い、息絶えそうな蝶々や他の虫たちを小宇宙で癒し、ここに住まわせて下さったのです。」
見れば、海の中では生きているはずの無い虫たちもたくさんいる。
ミロ「葵は優しい子だ。聖域でも傷ついた動物や植物を見るとすぐに自分の小宇宙で癒す。」
カミュ「貴女の力で、どれほどの者が救われたか…。心荒んだ者たちに優しさを分け与えてくれたか。貴女には感謝してもしきれない。」
葵の指先に、ひときわ大きな蝶々がとまる。
「ごめんね。私、貴方の事覚えていないの…。ごめんね。」
葵が悲しそうに蝶々に謝ると、蝶々はヒラヒラと花の方へ飛んでいってしまった。
その蝶々を驚いたように見る葵。
カノン「どうかしたのか、葵?」
「今、蝶々の声が聞こえたの。大丈夫だよって。空耳なのかな…?」