春の女神と古の封印
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食事も終わり、優雅に朝の茶会をしていると。
辰巳「沙織お嬢様。」
沙織「どうしましたか、辰巳。」
辰巳「はっ、ソレが少々厄介な事が起こりまして……。」
辰巳の様子に気がついた沙織は、星矢たちに視線を飛ばした。
星矢たちもそれを了解し、葵へ声をかける。
瞬「葵ちゃん、少し船の中を散歩しないかい。」
「うんっ。」
沙織「気をつけてくださいね。」
「はぁい。」
葵は星矢、瞬、紫龍、氷河を連れて朝食会場を出た。
一輝は長兄なので、その場に残って弟たちの分まで話を聞く事に。
辰巳の話は、思ったよりも深刻なものだった。
今から向かう島に祀られている神の封印が解けつつあるというのだ。
常人ではあまり感じられないが、小宇宙に心得のある者にはとても重い小宇宙が島中に漂っているという。
そして、島に住んでいる使用人の女性が既に何人か行方不明になっており、事態は深刻化している。
島に残る古い文献や長老たちの話を合わせると、封印されている神の正体も少しずつわかってきた。
その神は再生と破壊、大地の属性なのか大地を潤す肥料や栄養を司る神。
沙織が念の為に送っていた聖域斥候からの報告だった。
それを聞いた瞬間、ハーデスとポセイドン、沙織の表情がこわばる。
冥王「まさか、あやつがあの島に封印されていたというのか?」
海皇「誰も近寄らぬであろう場所へ封印を施したとゼウスが申しておったが、まさかこんな所とは…。」
シオン「して、その神の正体は。」
沙織「自らを再生と破壊の神と名乗り、父ゼウスすら畏怖する力の大きさゆえオリンポス十二神総出で封印したのです。場所はうろ覚えだったのですが、あの島に間違いないでしょう。」
辰巳「実は、報告にはそれ以外のものもありまして。」
沙織「何ですか。」
辰巳「はい。島の先住民のシャーマンが受け取った神託によると、その神は神話の頃から心寄せる幼き女神と再び逢う為に復活するのだと。」
全員「「まさか!!」」
冥王「違いあるまい。ペルセフォネを指しておる。」
タナ「……今回は引き返すのが妥当でございましょう。ペルセフォネ様は残念がると思いますが、御身に何かあれば一大事。」
沙織「そうですね。辰巳、すぐに舵を戻してください。今回の旅行は中断します。」
辰巳「承知いたしました、お嬢様。」
辰巳はすぐさま操舵室へと踵を返す。
辰巳「沙織お嬢様。」
沙織「どうしましたか、辰巳。」
辰巳「はっ、ソレが少々厄介な事が起こりまして……。」
辰巳の様子に気がついた沙織は、星矢たちに視線を飛ばした。
星矢たちもそれを了解し、葵へ声をかける。
瞬「葵ちゃん、少し船の中を散歩しないかい。」
「うんっ。」
沙織「気をつけてくださいね。」
「はぁい。」
葵は星矢、瞬、紫龍、氷河を連れて朝食会場を出た。
一輝は長兄なので、その場に残って弟たちの分まで話を聞く事に。
辰巳の話は、思ったよりも深刻なものだった。
今から向かう島に祀られている神の封印が解けつつあるというのだ。
常人ではあまり感じられないが、小宇宙に心得のある者にはとても重い小宇宙が島中に漂っているという。
そして、島に住んでいる使用人の女性が既に何人か行方不明になっており、事態は深刻化している。
島に残る古い文献や長老たちの話を合わせると、封印されている神の正体も少しずつわかってきた。
その神は再生と破壊、大地の属性なのか大地を潤す肥料や栄養を司る神。
沙織が念の為に送っていた聖域斥候からの報告だった。
それを聞いた瞬間、ハーデスとポセイドン、沙織の表情がこわばる。
冥王「まさか、あやつがあの島に封印されていたというのか?」
海皇「誰も近寄らぬであろう場所へ封印を施したとゼウスが申しておったが、まさかこんな所とは…。」
シオン「して、その神の正体は。」
沙織「自らを再生と破壊の神と名乗り、父ゼウスすら畏怖する力の大きさゆえオリンポス十二神総出で封印したのです。場所はうろ覚えだったのですが、あの島に間違いないでしょう。」
辰巳「実は、報告にはそれ以外のものもありまして。」
沙織「何ですか。」
辰巳「はい。島の先住民のシャーマンが受け取った神託によると、その神は神話の頃から心寄せる幼き女神と再び逢う為に復活するのだと。」
全員「「まさか!!」」
冥王「違いあるまい。ペルセフォネを指しておる。」
タナ「……今回は引き返すのが妥当でございましょう。ペルセフォネ様は残念がると思いますが、御身に何かあれば一大事。」
沙織「そうですね。辰巳、すぐに舵を戻してください。今回の旅行は中断します。」
辰巳「承知いたしました、お嬢様。」
辰巳はすぐさま操舵室へと踵を返す。