春の女神と古の封印
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
葵がおつかいに行き、疲れて早く寝てしまったのを見計らって旅行に参加する者たちが3界連絡鏡の前に集まった。
沙織「資料はお手元に届いておりますね。」
冥王「無論。しかし、そなたの育ての祖父は剛毅な者だな。2人の孫娘の為に、島1つ買い上げるとは。」
沙織「ウフフ。」
海皇「しかし、良くこれだけの施設を保持できるものだ。グラード財団の経費で全て賄えるとはな。」
沙織「今ではリゾート地としても開放しておりますので、その収入も維持費に当てておりますわ。今回、私たちが行く時には私たちだけが滞在するようにしておきました。幸い、予定している宿泊日程が年に一度の長期休業日に合っておりますの。」
シオン「して、今回は如何様にその島へ? 飛行機でしょうか。」
沙織「いいえ、船で参ります。飛行機で行って、もし墜落しようものならば大惨事ですからね。海ならばポセイドンがいらっしゃいますから、大丈夫です。」
仮にも海界の皇であるから、海の眷属が彼らを襲う道理は無い。
海皇「安全は保障しよう、我が力及ぶ限りにな。」
沙織「お願いしますわね。では、次に参加者の確認と、島までの経路を御説明いたします。資料の2ページ目をご覧下さい。」
そこには、参加者リストが各界ごとに記されていた。
聖域組は、沙織、黄金聖闘士全員(シオン、カノン含む)、青銅聖闘士(メインの5人)、シャイナ、魔鈴。
海界組は、ポセイドン、七将軍、テティス。
冥界組は、ハーデス、双子神、パンドラ、三巨頭、ルネ。
そして、行程であるが……。
海皇「アテナよ。」
沙織「何でしょう。」
海皇「出発時間は間違いではないのか。」
そう、行程表には……出発時間が午前零時とあった。
沙織「いいえ、間違いではありませんよ。」
冥王「ペルセフォネをこんな真夜中に叩き起こして行くというのか。」
沙織「そんな訳無いでしょう? 葵は内緒で連れて行きます。葵は眠りにつくと、起床時間まではテコでも起きませんから大丈夫です。」
タナ「何故、そのような事を。」
沙織「起きたら船の中ですからね、葵もさぞ驚くでしょう? あの子の驚いた顔と、嬉しい顔を一度に見られるんですよ。」
ヒュプ「ふむ、反対する理由は無いな。」
パン「して、荷物は特に不要とあるが。」
沙織「必要な物は全てあちらで御用意いたします。もちろん、荷物持参でも別段かまいませんから。」
テテ「それにしても、随分と豪華な船で行くのですね。」
そう、これまた城戸家所有という名に恥じぬ素晴らしく、無駄に大きな豪華クルーザーである。
船の名前は女神号、客室50、千人収容可能なホールもある。
温泉、プールが常備されていて、最大船速は時速300キロ。
まさに海に浮かぶ豪邸だ。
その船で2日後、ギリシャから出発し、現地到着は2日後の午前零時。
その後、島に上陸して1週間の滞在の後、再び女神号で2日かけてギリシャへ帰る。
合計で11日間の長期旅行。
沙織「もちろん、不在になる11日間の仕事をキッチリ終えてこそ参加できる旅行です。出来なかった方は指を咥えてお留守番ですから、あしからず。」
こうして、3界の旅行メンバーは寝る間も惜しんで執務に没頭したのはいうまでもない。
沙織「資料はお手元に届いておりますね。」
冥王「無論。しかし、そなたの育ての祖父は剛毅な者だな。2人の孫娘の為に、島1つ買い上げるとは。」
沙織「ウフフ。」
海皇「しかし、良くこれだけの施設を保持できるものだ。グラード財団の経費で全て賄えるとはな。」
沙織「今ではリゾート地としても開放しておりますので、その収入も維持費に当てておりますわ。今回、私たちが行く時には私たちだけが滞在するようにしておきました。幸い、予定している宿泊日程が年に一度の長期休業日に合っておりますの。」
シオン「して、今回は如何様にその島へ? 飛行機でしょうか。」
沙織「いいえ、船で参ります。飛行機で行って、もし墜落しようものならば大惨事ですからね。海ならばポセイドンがいらっしゃいますから、大丈夫です。」
仮にも海界の皇であるから、海の眷属が彼らを襲う道理は無い。
海皇「安全は保障しよう、我が力及ぶ限りにな。」
沙織「お願いしますわね。では、次に参加者の確認と、島までの経路を御説明いたします。資料の2ページ目をご覧下さい。」
そこには、参加者リストが各界ごとに記されていた。
聖域組は、沙織、黄金聖闘士全員(シオン、カノン含む)、青銅聖闘士(メインの5人)、シャイナ、魔鈴。
海界組は、ポセイドン、七将軍、テティス。
冥界組は、ハーデス、双子神、パンドラ、三巨頭、ルネ。
そして、行程であるが……。
海皇「アテナよ。」
沙織「何でしょう。」
海皇「出発時間は間違いではないのか。」
そう、行程表には……出発時間が午前零時とあった。
沙織「いいえ、間違いではありませんよ。」
冥王「ペルセフォネをこんな真夜中に叩き起こして行くというのか。」
沙織「そんな訳無いでしょう? 葵は内緒で連れて行きます。葵は眠りにつくと、起床時間まではテコでも起きませんから大丈夫です。」
タナ「何故、そのような事を。」
沙織「起きたら船の中ですからね、葵もさぞ驚くでしょう? あの子の驚いた顔と、嬉しい顔を一度に見られるんですよ。」
ヒュプ「ふむ、反対する理由は無いな。」
パン「して、荷物は特に不要とあるが。」
沙織「必要な物は全てあちらで御用意いたします。もちろん、荷物持参でも別段かまいませんから。」
テテ「それにしても、随分と豪華な船で行くのですね。」
そう、これまた城戸家所有という名に恥じぬ素晴らしく、無駄に大きな豪華クルーザーである。
船の名前は女神号、客室50、千人収容可能なホールもある。
温泉、プールが常備されていて、最大船速は時速300キロ。
まさに海に浮かぶ豪邸だ。
その船で2日後、ギリシャから出発し、現地到着は2日後の午前零時。
その後、島に上陸して1週間の滞在の後、再び女神号で2日かけてギリシャへ帰る。
合計で11日間の長期旅行。
沙織「もちろん、不在になる11日間の仕事をキッチリ終えてこそ参加できる旅行です。出来なかった方は指を咥えてお留守番ですから、あしからず。」
こうして、3界の旅行メンバーは寝る間も惜しんで執務に没頭したのはいうまでもない。