春の女神と古の封印
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数百は居たであろう闘士たちを全て片付けた時、皆はさすがに疲労の色が濃かった。
雑魚レベルならばそうでもないだろうが、皆が黄金聖闘士レベル。
一瞬でも気を抜けないものだから、余計にタチが悪かった。
冥王「思ったより手強かったな。怪我人の手当てを頼む、姉上。」
パン「はっ!」
海皇「アテナ、どうする? この神殿は無駄に巨大だ。皆が団子状態で探していても効率が悪くはないか。」
沙織「そうですね。では、怪我の手当てが終わり次第、3界ごとに別れて葵を探しましょう。それまでは、少しでも体力を取り戻しませんと。」
怪我人の手当てにはしばし時間がかかるので、それまでは一時的に休息に入る。
神殿内を改めて見渡すが、無機質過ぎて不気味だ。
鮮やかな彫刻や装飾が施されている事は無く、ただまっ平らな壁が延々と奥へ続く。
沙織「こんな場所、あの子に似つかわしくないという事が、何故サターンにはわからないのでしょう。」
冥王「それを言われると余も辛い所ではあるがな。」
沙織「そうですわね、天界から冥界へあの子を攫って行ったという点ではサターンと同等です。ですが、あなたは純粋な愛を持ってあの子に接して、けして無体な振る舞いはしていなかったとデメテル様に聞いた事があります。そうでなければ、あの子が貴方に懐くわけも無く、父上が問答無用で冥界ごと貴方を滅ぼしていたでしょう。」
タナ「ハーデス様は眩しいくらいに、ペルセフォネ様を愛しておられたのです。」
ヒュプ「ペルセフォネ様が寂しがっておられる時は、エリシオン中に花を植え、お慰めに…。」
冥王「タナトス、ヒュプノス、余計な事は申すでない///」
星矢「だから、エリシオンにはあんなにたくさん花が咲いていたのか。」
沙織「星矢、貴方の傷は。」
星矢「ん、全然平気だぜ? 他の奴らも、パンドラ特製の薬草とかですぐに傷も治ってる。」
ミー「パンドラ様は冥界では薬草学を習得なさってますからね。効き目は保障しますよ。」
シャ「その代わり、メチャクチャ滲みて痛いけどね; 見てごらんよ、あのガルーダの姿。」
シャイナの指す方向では、ラダマンティスとルネにガッシリと両脇を捕まれてイヤイヤしているアイアコスの姿。
薬を染み込ませた脱脂綿をピンセットで摘み、ジリジリと近づくパンドラ。
アイコ「パンドラ様、俺は平気です!」
パン「何をいうか、アイアコス。今のうちにどんな些細な傷も消しておかねば!」
アイコ「ラダ、ルネ! 放してくれよ~!」
ラダ「三巨頭ともあろう者が見苦しい。腹を括れ、アイアコス。」
ルネ「そうですよ、アイアコス様。パンドラ様のお心遣いを無にされてはなりません。さぁ、パンドラ様。我々が抑えているうちに、アイアコス様のお手当てを。」
パン「うむ、すまぬの。アイアコス、少し我慢せよ。良薬は口に苦しぞ。」
アイコ「飲ませる気ですか、それを!?」
パン「慌てるな、ほんの冗談じゃ。」
アイコ(冗談でもきつすぎるってーの!!)
そして、脱脂綿が傷口に押し当てられた瞬間、アイアコスからは最早文字表記できないほどの叫びが!
アイコ「∑☆○×□♪~~~!!!」
さらには、脱脂綿からはなにやら怪しい煙のようなものがシューシューと立ち上っている。
その光景に恐怖を覚えた神ズは、そうそうに手分けする道を選んでいたという。
雑魚レベルならばそうでもないだろうが、皆が黄金聖闘士レベル。
一瞬でも気を抜けないものだから、余計にタチが悪かった。
冥王「思ったより手強かったな。怪我人の手当てを頼む、姉上。」
パン「はっ!」
海皇「アテナ、どうする? この神殿は無駄に巨大だ。皆が団子状態で探していても効率が悪くはないか。」
沙織「そうですね。では、怪我の手当てが終わり次第、3界ごとに別れて葵を探しましょう。それまでは、少しでも体力を取り戻しませんと。」
怪我人の手当てにはしばし時間がかかるので、それまでは一時的に休息に入る。
神殿内を改めて見渡すが、無機質過ぎて不気味だ。
鮮やかな彫刻や装飾が施されている事は無く、ただまっ平らな壁が延々と奥へ続く。
沙織「こんな場所、あの子に似つかわしくないという事が、何故サターンにはわからないのでしょう。」
冥王「それを言われると余も辛い所ではあるがな。」
沙織「そうですわね、天界から冥界へあの子を攫って行ったという点ではサターンと同等です。ですが、あなたは純粋な愛を持ってあの子に接して、けして無体な振る舞いはしていなかったとデメテル様に聞いた事があります。そうでなければ、あの子が貴方に懐くわけも無く、父上が問答無用で冥界ごと貴方を滅ぼしていたでしょう。」
タナ「ハーデス様は眩しいくらいに、ペルセフォネ様を愛しておられたのです。」
ヒュプ「ペルセフォネ様が寂しがっておられる時は、エリシオン中に花を植え、お慰めに…。」
冥王「タナトス、ヒュプノス、余計な事は申すでない///」
星矢「だから、エリシオンにはあんなにたくさん花が咲いていたのか。」
沙織「星矢、貴方の傷は。」
星矢「ん、全然平気だぜ? 他の奴らも、パンドラ特製の薬草とかですぐに傷も治ってる。」
ミー「パンドラ様は冥界では薬草学を習得なさってますからね。効き目は保障しますよ。」
シャ「その代わり、メチャクチャ滲みて痛いけどね; 見てごらんよ、あのガルーダの姿。」
シャイナの指す方向では、ラダマンティスとルネにガッシリと両脇を捕まれてイヤイヤしているアイアコスの姿。
薬を染み込ませた脱脂綿をピンセットで摘み、ジリジリと近づくパンドラ。
アイコ「パンドラ様、俺は平気です!」
パン「何をいうか、アイアコス。今のうちにどんな些細な傷も消しておかねば!」
アイコ「ラダ、ルネ! 放してくれよ~!」
ラダ「三巨頭ともあろう者が見苦しい。腹を括れ、アイアコス。」
ルネ「そうですよ、アイアコス様。パンドラ様のお心遣いを無にされてはなりません。さぁ、パンドラ様。我々が抑えているうちに、アイアコス様のお手当てを。」
パン「うむ、すまぬの。アイアコス、少し我慢せよ。良薬は口に苦しぞ。」
アイコ「飲ませる気ですか、それを!?」
パン「慌てるな、ほんの冗談じゃ。」
アイコ(冗談でもきつすぎるってーの!!)
そして、脱脂綿が傷口に押し当てられた瞬間、アイアコスからは最早文字表記できないほどの叫びが!
アイコ「∑☆○×□♪~~~!!!」
さらには、脱脂綿からはなにやら怪しい煙のようなものがシューシューと立ち上っている。
その光景に恐怖を覚えた神ズは、そうそうに手分けする道を選んでいたという。