春の女神と古の封印
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沙織「父上様…。」
へラ《ですが、あなた。サターンの居場所が掴めぬ以上、手のうちようがございませんわ。》
ゼウス《それが難問よ。何か手がかりは無いものか。》
デメ《僅かに感じるサターンの小宇宙の出所は掴めているのでしょう?》
冥王「東の森としか…。」
アポ《あやつは昔から気配を消すことが上手だったからな。用心深い上に、小宇宙を消す事も得意だ。そう易々と見つけられまい。》
アル《では、漆黒の湖というのはいかがですか? サターンを象徴する色は再生の白、破壊の黒。自然の力で漆黒の湖なんて出来ませんでしょう?》
へラ《そういえば、天界に在りし日のサターンの神殿は…。》
ヘス《えぇ、天界にある巨大な湖の底にありましたわね。火の眷属である私は、相性があまりに悪い場所なので行った事はありませんけど。》
ゼウス《…今、小宇宙を探ってみた。その湖に間違いあるまい。》
デメ《ペルセフォネの小宇宙も僅かに感じられますわ。可哀想に、よほど怖い思いをしているのか悲しい小宇宙ですわ。》
冥王「そこにペルセフォネは居るのだな!」
ゼウス《間違いあるまい。しかし、だからといって湖に潜ろうとするな? 下手をすれば底なし沼のような場所に永遠に沈む。》
冥王「では、どうすれば良いのだ!」
へラ《その湖は神の小宇宙によってのみ、開かれましょう。アテナ、ハーデス、ポセイドン、タナトス、ヒュプノス。貴方がたの小宇宙を湖に送れば道は開かれる事でしょう。》
海皇「助言、痛み入る! 早速参ろう!」
ゼウス《ならば、これだけは言っておく。オリンポス主神、ゼウスの名において邪神サターンを封印、手に余るようならば滅殺しても構わぬ! 我らが愛するペルセフォネを毒牙にかけようとした事、後悔させてやれ!》
他の神たちも同じような事を言ってくれて、皆は何が何でも葵を救い出そうと決意し、東の森へと向かった。
愛しき春の女神を邪神の手から救い出すために―――。
~続く~
へラ《ですが、あなた。サターンの居場所が掴めぬ以上、手のうちようがございませんわ。》
ゼウス《それが難問よ。何か手がかりは無いものか。》
デメ《僅かに感じるサターンの小宇宙の出所は掴めているのでしょう?》
冥王「東の森としか…。」
アポ《あやつは昔から気配を消すことが上手だったからな。用心深い上に、小宇宙を消す事も得意だ。そう易々と見つけられまい。》
アル《では、漆黒の湖というのはいかがですか? サターンを象徴する色は再生の白、破壊の黒。自然の力で漆黒の湖なんて出来ませんでしょう?》
へラ《そういえば、天界に在りし日のサターンの神殿は…。》
ヘス《えぇ、天界にある巨大な湖の底にありましたわね。火の眷属である私は、相性があまりに悪い場所なので行った事はありませんけど。》
ゼウス《…今、小宇宙を探ってみた。その湖に間違いあるまい。》
デメ《ペルセフォネの小宇宙も僅かに感じられますわ。可哀想に、よほど怖い思いをしているのか悲しい小宇宙ですわ。》
冥王「そこにペルセフォネは居るのだな!」
ゼウス《間違いあるまい。しかし、だからといって湖に潜ろうとするな? 下手をすれば底なし沼のような場所に永遠に沈む。》
冥王「では、どうすれば良いのだ!」
へラ《その湖は神の小宇宙によってのみ、開かれましょう。アテナ、ハーデス、ポセイドン、タナトス、ヒュプノス。貴方がたの小宇宙を湖に送れば道は開かれる事でしょう。》
海皇「助言、痛み入る! 早速参ろう!」
ゼウス《ならば、これだけは言っておく。オリンポス主神、ゼウスの名において邪神サターンを封印、手に余るようならば滅殺しても構わぬ! 我らが愛するペルセフォネを毒牙にかけようとした事、後悔させてやれ!》
他の神たちも同じような事を言ってくれて、皆は何が何でも葵を救い出そうと決意し、東の森へと向かった。
愛しき春の女神を邪神の手から救い出すために―――。
~続く~