春の女神と古の封印
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第1話「いざ、女神号へ!」
城戸沙織の妹、城戸葵。
彼女は神格者であり、その名を春の女神、冥王ハーデスの妻ペルセフォネという。
彼女は今聖域に住まいをし、3界の平和の架け橋となっていた。
女神アテナを筆頭に、皆が葵を溺愛している。
そして今夜、葵が提案した『月に一度、3界の皆で夜会したいね。』というさりげなーい一言で決定した、3界持ち回り親睦パーティーが聖域で行われる事になった。
(ちなみにコレ、今回で8回目である。)
葵も13歳の誕生日から8ヶ月経ち、まさに娘盛りの美しさ。
春の女神に相応しい艶やかさを醸し出していた。
教皇の間では3界の主要メンバーが顔を揃え、宴を楽しんでいた。
もちろん、彼らは皆、葵と会う為にこの宴に出席している。
1ヶ月に1度の息抜きの為に、宴の何日前からは執務サボり癖のある曲者どもが真面目に机にかじり付き、サガやラダマンティスの胃薬の使用量が減ったというのは有名な話だ。
もちろん、仕事を残せば宴の出席は不可というアテナの条件だけに、皆必死だ。
しかし、アテナの大いなる知恵によって3界の事務作業はそんなに溜まる事無く、毎回全員が顔を揃えている。
「お姉ちゃん、楽しいね。」
沙織「えぇ。可愛い(×∞)葵が居るから、皆さんこんなに楽しいのです。」
「そんな事無いよ;」
冥王「何を言う、ペルセフォネ。愛らしいお前が宴に来てくれるからこそ、花があるというものだ。」
海皇「そうだぞ。天界にあった時も、ゼウスの所で行う宴にはお前が付き物であった。お前が居ると居ないでは、天地ほどの差があるのだぞ?」
シオン「天界でもこのような宴があったのですか。」
タナ「うむ。ダンスの時間には、男神がこぞってペルセフォネ様の前に並んでおってな。その人気にはさすがのゼウスも苦笑いであった。」
ヒュプ「順番をズルしようものならば、ゼウスの雷が文字通り落ちたからな; ある意味、ペルセフォネ様と踊るのは命がけだったぞ。」
沙織「でも、どんな宴でも最初に踊るのは父ゼウスでございましたね? それだけは譲れぬと、いつもペルセフォネと踊っておりましたから。ヘラ様も可愛い姪に嫉妬する事も無く、微笑ましく見ておいででしたわ。」
(結論ゼウスは親バカ。)
天界での思い出も語りながら、楽しい夜は更けていく。
そして、宴のお開きの時間。
冥界と海界に繋がる門(宴の為に3神が作った直通次元回廊)の前で、聖域の面々は他界の面々を見送る。
城戸沙織の妹、城戸葵。
彼女は神格者であり、その名を春の女神、冥王ハーデスの妻ペルセフォネという。
彼女は今聖域に住まいをし、3界の平和の架け橋となっていた。
女神アテナを筆頭に、皆が葵を溺愛している。
そして今夜、葵が提案した『月に一度、3界の皆で夜会したいね。』というさりげなーい一言で決定した、3界持ち回り親睦パーティーが聖域で行われる事になった。
(ちなみにコレ、今回で8回目である。)
葵も13歳の誕生日から8ヶ月経ち、まさに娘盛りの美しさ。
春の女神に相応しい艶やかさを醸し出していた。
教皇の間では3界の主要メンバーが顔を揃え、宴を楽しんでいた。
もちろん、彼らは皆、葵と会う為にこの宴に出席している。
1ヶ月に1度の息抜きの為に、宴の何日前からは執務サボり癖のある曲者どもが真面目に机にかじり付き、サガやラダマンティスの胃薬の使用量が減ったというのは有名な話だ。
もちろん、仕事を残せば宴の出席は不可というアテナの条件だけに、皆必死だ。
しかし、アテナの大いなる知恵によって3界の事務作業はそんなに溜まる事無く、毎回全員が顔を揃えている。
「お姉ちゃん、楽しいね。」
沙織「えぇ。可愛い(×∞)葵が居るから、皆さんこんなに楽しいのです。」
「そんな事無いよ;」
冥王「何を言う、ペルセフォネ。愛らしいお前が宴に来てくれるからこそ、花があるというものだ。」
海皇「そうだぞ。天界にあった時も、ゼウスの所で行う宴にはお前が付き物であった。お前が居ると居ないでは、天地ほどの差があるのだぞ?」
シオン「天界でもこのような宴があったのですか。」
タナ「うむ。ダンスの時間には、男神がこぞってペルセフォネ様の前に並んでおってな。その人気にはさすがのゼウスも苦笑いであった。」
ヒュプ「順番をズルしようものならば、ゼウスの雷が文字通り落ちたからな; ある意味、ペルセフォネ様と踊るのは命がけだったぞ。」
沙織「でも、どんな宴でも最初に踊るのは父ゼウスでございましたね? それだけは譲れぬと、いつもペルセフォネと踊っておりましたから。ヘラ様も可愛い姪に嫉妬する事も無く、微笑ましく見ておいででしたわ。」
(結論ゼウスは親バカ。)
天界での思い出も語りながら、楽しい夜は更けていく。
そして、宴のお開きの時間。
冥界と海界に繋がる門(宴の為に3神が作った直通次元回廊)の前で、聖域の面々は他界の面々を見送る。
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