テテ「わかっていますよ、葵。確かにカノン様のした事は許せるものではありませんでした。だけど、３界の神のお力で生を取り戻せたのです。これからは不毛な争いはいたしません。カノン様の事もちゃんと受け入れます。」

「本当///？」

テテ「えぇ。そうですよね、海将軍様たち。」


テティスが海将軍たちを振り返ると、彼らもしょうがないなという表情で苦笑いだ。


「ありがとう///」

海皇「おや、もうこんな刻限か。ペルセフォネ、そろそろ冥界へ行かなくても良いのか？」

「あ、本当だ！」


葵はワタワタしながら支度を整える。


「じゃあ、伯父様。また今度遊びに来るね？」

海皇「いつでもおいで、ペルセフォネ。」

「じゃあ、また来るね！　テティスさん、海将軍さんたちもバイバイ。」


空間を開き、葵は消えて行った。


海皇「転生しても、あの愛らしさは変わらぬな。ゼウスがアテナの次に愛した娘だけはある。」

テテ「えぇ、本当に。」

クリ「ところでポセイドン様。アテナからは何用でしたか？」

海皇「おぉ、そうであったな。」


ポセイドンは手紙を開き、内容を確認した。

同時に微笑んで、海将軍とテティスに命じた。


海皇「みな、よく聞け……。」


～続く～