華麗なる大円武曲
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シュラ「んっ…。」
「起きたか、シュラ。」
シュラ「葵!?」
「全く、あれしきで3日も意識不明になるなんて不甲斐ないぞ。」
シュラ(いや、それは違うぞ…。命があっただけでも奇跡だ…;)
「ん? お前の枕元にあるそれは…?」
葵はシュラの枕元に落ちている紙を見つけ、手に取った。
シュラ「ままま、待て///!」
「聖闘士と車は急には止まれん。…ん?」
それは、葵が日本でドレスアップした時の写真。
カノンから法外な値段で買い取った、葵唯一の女性らしい姿の写真だった。
「これは、カノンから買い取った写真か? 何故、枕元においてあるのだ?」
シュラ「…いや、特に他意はない…。」
「吐け。」
シュラの喉元には誰よりも威力を知っているエクスカリバーの構えがなされている。
シュラ「…夢を、見たかったからだ///」
「夢?」
シュラ「俺は、この時に一緒ではなかった。だから、せめて夢の中でお前と…踊りたいと思ってな。」
「何だ、丑三つ時になったら夢枕に立って欲しいのかと思ったぞ?」
シュラ「それは、本気で怖いからやめてくれ;」
「しかし、そんなに私と踊りたかったのか?」
シュラ「あぁ…。」
葵は溜息を付くと、シュラの腕をとる。
シュラ「葵?」
「今宵は満月、磨羯宮の中も明るい。…来い、今夜は特別だ。」
そして、磨羯宮の通路で葵とシュラは踊り始める。
華麗なる大円舞曲を。
END
2024年8月29日加筆修正
「起きたか、シュラ。」
シュラ「葵!?」
「全く、あれしきで3日も意識不明になるなんて不甲斐ないぞ。」
シュラ(いや、それは違うぞ…。命があっただけでも奇跡だ…;)
「ん? お前の枕元にあるそれは…?」
葵はシュラの枕元に落ちている紙を見つけ、手に取った。
シュラ「ままま、待て///!」
「聖闘士と車は急には止まれん。…ん?」
それは、葵が日本でドレスアップした時の写真。
カノンから法外な値段で買い取った、葵唯一の女性らしい姿の写真だった。
「これは、カノンから買い取った写真か? 何故、枕元においてあるのだ?」
シュラ「…いや、特に他意はない…。」
「吐け。」
シュラの喉元には誰よりも威力を知っているエクスカリバーの構えがなされている。
シュラ「…夢を、見たかったからだ///」
「夢?」
シュラ「俺は、この時に一緒ではなかった。だから、せめて夢の中でお前と…踊りたいと思ってな。」
「何だ、丑三つ時になったら夢枕に立って欲しいのかと思ったぞ?」
シュラ「それは、本気で怖いからやめてくれ;」
「しかし、そんなに私と踊りたかったのか?」
シュラ「あぁ…。」
葵は溜息を付くと、シュラの腕をとる。
シュラ「葵?」
「今宵は満月、磨羯宮の中も明るい。…来い、今夜は特別だ。」
そして、磨羯宮の通路で葵とシュラは踊り始める。
華麗なる大円舞曲を。
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2024年8月29日加筆修正
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