「だが、あの海坊主を仕留めるとは…私もまだまだコントロールしきれない能力があるという事だな…。あぁ、その快感をもう一度味わいたいものだ！」


葵は黄金たちが教えてくれた自分の勇姿にウットリしている。

そこで思い出したのか、黄金たちに嬉しそうに提案する。


「最後の技は覚えが無いから仕方が無い。他の技の実験台に…！」

黄金「「謹んでお断りする。」」

「∑何でだ！？　あれくらいで死ぬわけないだろう！」

サガ「本気で言っているのか、貴女は…；」

カノン「お前の強さは人類どころか、聖闘士でも企画外だと何故わからんのだ…；」

シャカ「私とて命は惜しい。」

デス「似非仏陀の皮が剥がれたな。」

シャカ「そこの蟹…六道へ逝くかね？（開眼）」

ミロ「わ゛～～～！？　シャカが目を開けたァ！？」

リア「デスマスク、我々を巻き添えにする行動や言動は慎んでくれ；！」


若い黄金たちが騒いでいるのを尻目に、童虎やシオンは葵に釘をさす。


童虎「やれやれ、お前の悪い癖じゃ。何事も、自分が普通という基準は捨てるがいい。」

シオン「お前が普通だとしたら、我々はそれこそ面子丸つぶれではないか；」

「何だ、何だ？　せっかく超のつくご機嫌な技を会得して、ちゃんと聖域でお披露目したかったのに…（凹）」


いじける葵に沙織が優しく声をかける。


沙織「お姉さま、元気をお出し下さい。」

「アテナ。」

沙織「地上の危機も去って、皆さんの怪我も治りました。そう来れば、やる事は１つですわｖ」

「？？？」

沙織「ウフフｖ　快気祝いと称した宴をいたしましょうｖ」

シオン「おぉっ、それはようございます。冥界からもパンドラが回復したという知らせもありましたし、ポセイドン神やハーデス神、双子神もお呼びしましょう。あぁ、三巨頭やラダマンティスの部下達も。」

沙織「今回の事件に関わった方々を全てお招きいたしましょう。シオン、サガ、手配を頼みましたよ？」

シオン・サガ「「かしこまりました。」」