華麗なる大円武曲
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
?『力が欲しいか。』
それはまるで敵意のない声。
「誰…だ?」
しかし、声はその問いに答えない。
?『力が欲しいか? 全てを薙ぎ払う力が。あの邪悪なる神を倒す力をお前は欲するか?』
葵は考えた。
今の自分では返り討ちにあうのがオチ。
今、戦っている聖闘士たちでも倒すのはほぼ不可能だろう。
もし、此処で全員が倒れて力尽きれば、アテナは生贄にされ、地上にクトゥルーの邪神が溢れかえる。
この声の主が、それをくい止める力を持っているとしたら、その見返りに自分の命を求められても…。
葵の心は揺れる事無く定まった。
「私には…大切な人たちがいる、場所がある…。その全てを護る力が欲しいっ…!」
?『わかった。そなたのその心に免じ、我が力を貸し与えよう!』
程無くして声は消え、葵の力も抜けていく。
「あの声は一体、何者…なんだ…?」
やがて、意識は深い闇の底に沈んでいく。
だが、葵は気がつかなかった。
その闇の底から、一筋の光が昇りあがってくるのを。
~続く~
それはまるで敵意のない声。
「誰…だ?」
しかし、声はその問いに答えない。
?『力が欲しいか? 全てを薙ぎ払う力が。あの邪悪なる神を倒す力をお前は欲するか?』
葵は考えた。
今の自分では返り討ちにあうのがオチ。
今、戦っている聖闘士たちでも倒すのはほぼ不可能だろう。
もし、此処で全員が倒れて力尽きれば、アテナは生贄にされ、地上にクトゥルーの邪神が溢れかえる。
この声の主が、それをくい止める力を持っているとしたら、その見返りに自分の命を求められても…。
葵の心は揺れる事無く定まった。
「私には…大切な人たちがいる、場所がある…。その全てを護る力が欲しいっ…!」
?『わかった。そなたのその心に免じ、我が力を貸し与えよう!』
程無くして声は消え、葵の力も抜けていく。
「あの声は一体、何者…なんだ…?」
やがて、意識は深い闇の底に沈んでいく。
だが、葵は気がつかなかった。
その闇の底から、一筋の光が昇りあがってくるのを。
~続く~