華麗なる大円武曲
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所変わってルルイエ。
葵は無限に沸いて出てきそうな半魚人たちを相手に格闘している。
どれだけなぎ払っても、同じ数だけ次が来る。
まさに、イタチごっこである。
(ただでさえ、時間に猶予がないのに! このままでは神殿に辿り着くなんて出来ない…!)
まだまだはるかにある神殿、道のりは遠いというのに。
クレイモアを使っても目に見える効果はほんの少しだけ。
これ以上の技を振るえれば問題ないのだろうが…。
葵はしばらく考えて、決意を固めた。
(小宇宙のコントロールも思うように出来るし、シオンの大羊印もある。鍛錬中ではあるが、迷っている暇はない!)
葵は半魚人たちと距離を取る為に後方へ飛びのいた。
そして、いつものように聖剣の構えを取るが、彼女を取り巻く小宇宙はいつもの小宇宙ではない。
「この技を目にするのも体感するのも、お前らが初めてだ…。誇って逝くがいい!」
『ジェノサイド・ブレイド!!!(殲滅の斬撃)』
直後、半魚人たちは断末魔の叫びを上げる事無く、次々と倒れていく。
葵は全く動きを止める事無く、攻撃・回避・防御・移動を繰り返し、半魚人たちの間を舞うように突き進む。
エクスカリバーは直線的な攻撃だが、これは滑らかな曲線を描くような攻撃。
そして何より、その攻撃は両手両足をフルに使い、一撃一撃がクレイモア並かそれ以上の威力を持っていた。
敵の攻撃すら受け流し、さながら死の舞を舞っているようだ。
しかも、その舞は美しいのだから更に恐ろしさを増す。
まるでフィギュアスケートを高速回転で見ているようでもある。
(やれる! これなら、使い切れそうだ!)
フィニッシュとばかりに大きく四肢を動かし、葵は全ての動きを止めた。
周囲には半魚人たちの骸が転がり、葵はそれに少しだけ視線を移すと神殿に向かって走り出した。
しばらくすると、小さな社が見えて小宇宙を感じて中に入る。
そこには完璧な球体があった。
「これは、石片と同じ物質?」
仰々しく祀られているが、葵はこれがルルイエにとって重要な物と判断。
ならば、大人しく鎮座させておく事もないとばかりにその球体を叩き斬った。
彼女はそれがルルイエの結界発生装置という事を知らない。
だが、当初の計画はこれで実現できる。
結界が無くなった今、ルルイエの位置を知るのは容易になった。
後続部隊も殴り込みに来るのは、もはや時間の問題である。
~続く~
葵は無限に沸いて出てきそうな半魚人たちを相手に格闘している。
どれだけなぎ払っても、同じ数だけ次が来る。
まさに、イタチごっこである。
(ただでさえ、時間に猶予がないのに! このままでは神殿に辿り着くなんて出来ない…!)
まだまだはるかにある神殿、道のりは遠いというのに。
クレイモアを使っても目に見える効果はほんの少しだけ。
これ以上の技を振るえれば問題ないのだろうが…。
葵はしばらく考えて、決意を固めた。
(小宇宙のコントロールも思うように出来るし、シオンの大羊印もある。鍛錬中ではあるが、迷っている暇はない!)
葵は半魚人たちと距離を取る為に後方へ飛びのいた。
そして、いつものように聖剣の構えを取るが、彼女を取り巻く小宇宙はいつもの小宇宙ではない。
「この技を目にするのも体感するのも、お前らが初めてだ…。誇って逝くがいい!」
『ジェノサイド・ブレイド!!!(殲滅の斬撃)』
直後、半魚人たちは断末魔の叫びを上げる事無く、次々と倒れていく。
葵は全く動きを止める事無く、攻撃・回避・防御・移動を繰り返し、半魚人たちの間を舞うように突き進む。
エクスカリバーは直線的な攻撃だが、これは滑らかな曲線を描くような攻撃。
そして何より、その攻撃は両手両足をフルに使い、一撃一撃がクレイモア並かそれ以上の威力を持っていた。
敵の攻撃すら受け流し、さながら死の舞を舞っているようだ。
しかも、その舞は美しいのだから更に恐ろしさを増す。
まるでフィギュアスケートを高速回転で見ているようでもある。
(やれる! これなら、使い切れそうだ!)
フィニッシュとばかりに大きく四肢を動かし、葵は全ての動きを止めた。
周囲には半魚人たちの骸が転がり、葵はそれに少しだけ視線を移すと神殿に向かって走り出した。
しばらくすると、小さな社が見えて小宇宙を感じて中に入る。
そこには完璧な球体があった。
「これは、石片と同じ物質?」
仰々しく祀られているが、葵はこれがルルイエにとって重要な物と判断。
ならば、大人しく鎮座させておく事もないとばかりにその球体を叩き斬った。
彼女はそれがルルイエの結界発生装置という事を知らない。
だが、当初の計画はこれで実現できる。
結界が無くなった今、ルルイエの位置を知るのは容易になった。
後続部隊も殴り込みに来るのは、もはや時間の問題である。
~続く~