華麗なる大円武曲
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シオンの用意してくれたルルイエにまつわる資料に目を通すが、葵は別の事に気を取られている。
それは、ポセイドンが口にしていた『おとぎ話』と葵が持ち帰っていたあの石片の事。
Deep Onesたちが持っていたという事は、これは彼らにまつわる物だ。
そして、色具合といい、変な形に構成されている事といい、それを考えるとこれがルルイエの一部というのは間違いない。
(そもそも、ルルイエは過去何度も浮上しているが…いつも同じ場所で浮上している。そして、ここから異界へ繋がっている可能性もある。)
資料に目を通す限り、確認されている緯度経度はピタリと一致していた。
(ここに行って、あの石片を使えばルルイエへの道も開けるかもしれない。だが、確たる確証もないし、過去にそういう事を行った記録もない。それに、この推測が外れたなら時間ロスになる。…皆に話すのは良くないな。)
今はワラでもクモの糸でも掴む思いだ。
なまじ関連性が大きい事を持ち出して、彼らをこれ以上精神的に追い詰めたくない。
葵は自分1人の胸へ秘める事にした。
それから資料とにらみ合いを続けて案を出し合ったが、それも有益とは言えなかった。
冥王「教皇、皆疲れておる。我らはともかく、救出に向かった者達には休息が必要だろう。」
海皇「そうだな…。小宇宙の消費も体力の消費も激しい。」
シオン「そうですね。」
童虎「いや、わしらが丸々抜けるのは…。」
タナ「我らが尽力する。だから休め、聖闘士も冥闘士も。」
ヒュプ「我々、神も全力で方法を考える。ルルイエへの突入方法がわかれば、またお前達に行ってもらわねばならんのだからな。」
その説得に皆は頷くしかなかった。
救出隊は教皇宮に用意された仮眠室へ通され、すぐに身体を休めた。
葵も自室へ戻り、ベッドにその身を預けた。
(アテナ、パンドラ…。今しばらく、どうか無事で…。)
葵もまた、激しい疲労に勝てず眠りに付いた。
それは、ポセイドンが口にしていた『おとぎ話』と葵が持ち帰っていたあの石片の事。
Deep Onesたちが持っていたという事は、これは彼らにまつわる物だ。
そして、色具合といい、変な形に構成されている事といい、それを考えるとこれがルルイエの一部というのは間違いない。
(そもそも、ルルイエは過去何度も浮上しているが…いつも同じ場所で浮上している。そして、ここから異界へ繋がっている可能性もある。)
資料に目を通す限り、確認されている緯度経度はピタリと一致していた。
(ここに行って、あの石片を使えばルルイエへの道も開けるかもしれない。だが、確たる確証もないし、過去にそういう事を行った記録もない。それに、この推測が外れたなら時間ロスになる。…皆に話すのは良くないな。)
今はワラでもクモの糸でも掴む思いだ。
なまじ関連性が大きい事を持ち出して、彼らをこれ以上精神的に追い詰めたくない。
葵は自分1人の胸へ秘める事にした。
それから資料とにらみ合いを続けて案を出し合ったが、それも有益とは言えなかった。
冥王「教皇、皆疲れておる。我らはともかく、救出に向かった者達には休息が必要だろう。」
海皇「そうだな…。小宇宙の消費も体力の消費も激しい。」
シオン「そうですね。」
童虎「いや、わしらが丸々抜けるのは…。」
タナ「我らが尽力する。だから休め、聖闘士も冥闘士も。」
ヒュプ「我々、神も全力で方法を考える。ルルイエへの突入方法がわかれば、またお前達に行ってもらわねばならんのだからな。」
その説得に皆は頷くしかなかった。
救出隊は教皇宮に用意された仮眠室へ通され、すぐに身体を休めた。
葵も自室へ戻り、ベッドにその身を預けた。
(アテナ、パンドラ…。今しばらく、どうか無事で…。)
葵もまた、激しい疲労に勝てず眠りに付いた。